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総ー3個別事項について(その4)移植医療 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65351.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第623回 10/29)《厚生労働省》
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臍帯血移植における従来法とNGS法について


臍帯血移植に際し、臍帯血のHLA検査等の安全性確認試験が必要となるが、その方法には従来
法に加えて近年NGS(次世代シーケンサー)法が普及している。

K922 造血幹細胞移植
3 臍帯血移植

66,450点

【留意事項通知】(抜粋)
(4)臍帯血移植の所定点数は、臍帯血のHLA検査等の安全性確認試験の実施を含めた臍帯血の管理に係る費用
等、臍帯血移植の実施に必要な費用の一部も含めて評価したものである。
(8)移植に使用した臍帯血の保存施設から移植実施保険医療機関までの搬送に要した費用については療養費とし
て支給し、その額は移送費の算定方法に準じて算定する。





臍帯血移植実施にあたり、ドナーソースとなる臍帯血のHLA遺伝子型タイピング検査が全例実施されている。
これまで臍帯血は従来法(PCR-SSO法)によりHLA-A、B、C、DRB1の4座がタイピングさ
れてきた。
近年普及したNGS法(NGS-HLAタイピング)は、HLA-A、B、C、DRB1、DRB3/4/5、
DQA1、DQB1、DPA1、DPB1の11座のアレルを正確に判定でき、従来法で同定できないアレル
の同定が可能である。
上記によりNGS法は従来法より患者メリットが大きい(後述)が、費用面等での負担が大きい。
測定方法

HLAアレル

結果返却までの時間

従来法

蛍光ビーズを用いる

4座同定

数日以内

NGS法

次世代シーケンサーを用いる

11座同定

1~2週間程度

出典:日本赤十字社提供資料を元に難病対策課移植医療対策推進室で作成

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