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総-1-2再生医療等製品「エレビジス点滴静注」の安全対策について (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》 |
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|3. 死亡例を踏まえた薬事上の対応
〇 肝機能障害は、承認時から注意すべき副作用とされており、添付文書等で
の注意喚起等を行っていたが、今回の海外における急性肝不全の症例を踏ま
え、定期検査を確実に行い、異常が生じた場合は速やかに対応できるよう、
肝機能に係る具体的な検査の追記、肝機能障害発現時の対応等を明記する添
付文書改訂を行うとともに (別紙2)、より具体的な対応に関しては医療従
事者向けの適正使用ガイド (総一1参考1) や患者・家族向け資材 (総一 1
参考2 ) で明確にすることにより、肝機能障害に対する安全対策を徹底する
こととしている。 具体的には、以下の観点を踏まえ対応したものである。
(※【 】 内は参考資料の関連ページ。「ガイド」=適正使用ガイド、「軒者
資材」三患者・家族向け資材)
(1 ) DMD や本品の肝機能に与える影響
〇 DMD は骨格筋の壊死と再生を主な病上とする疾患であり、DMD の愚者は変性
した筋肉に由来するトランスアミナーゼや乳酸脱水素酵素の高値を認め、肝
機能検査値が正常男囲を超えている場合があることが知られており、上臨床試
験におけるベースライン時の肝機能情報を記載。【ガイド p11】
〇 本品における肝機能障害の発生機友して、AAV ベクター投与による影響
があり、直接的な肝障害と免疫介在性の肝障害の 2 つが考えられており、投
与後4こ8週間であらわれる免疫介在性の肝機能障害は獲得免疫応答による
結果と考えられていること。【ガイド p18、21】
(2) ステロイドの使用
〇 DMD は進行予防のためにステロイドを投与されることがあり、日本神経学
会が作成している診療ガイ ドラインにおいて治療法として示されている。
〇 本品の投与により AAV に対する免疫反応が発現することがあるため、投与
前と投与後にプレドニゾロンの投与を行うこととしており、既にステロイド
投与している患者プしていない患者に対する投与方法を示している。【ガイ
ド p17】
〇 投与後に肝機能異常が発現した場合のステロイドの用量調節も示されてお
り、経口投与の治療に反応 しない場合は静脈内投与を検討することが示され
ている。((4) 参照)【ガイド p26、27】
〇 一方で、ステロイド投与により感染症が発症するおそれがあることから、
その旨を注意喚起するとともに、十分な観察を行い、感楽症の発症や増悪に
注意する旨を明記するとともに、ワクチン接種等による感秒防止対策を行う
ことを患者・家族にお願いすることとしている。【ガイド p12、患者資材 p16
〇 肝機能障害は、承認時から注意すべき副作用とされており、添付文書等で
の注意喚起等を行っていたが、今回の海外における急性肝不全の症例を踏ま
え、定期検査を確実に行い、異常が生じた場合は速やかに対応できるよう、
肝機能に係る具体的な検査の追記、肝機能障害発現時の対応等を明記する添
付文書改訂を行うとともに (別紙2)、より具体的な対応に関しては医療従
事者向けの適正使用ガイド (総一1参考1) や患者・家族向け資材 (総一 1
参考2 ) で明確にすることにより、肝機能障害に対する安全対策を徹底する
こととしている。 具体的には、以下の観点を踏まえ対応したものである。
(※【 】 内は参考資料の関連ページ。「ガイド」=適正使用ガイド、「軒者
資材」三患者・家族向け資材)
(1 ) DMD や本品の肝機能に与える影響
〇 DMD は骨格筋の壊死と再生を主な病上とする疾患であり、DMD の愚者は変性
した筋肉に由来するトランスアミナーゼや乳酸脱水素酵素の高値を認め、肝
機能検査値が正常男囲を超えている場合があることが知られており、上臨床試
験におけるベースライン時の肝機能情報を記載。【ガイド p11】
〇 本品における肝機能障害の発生機友して、AAV ベクター投与による影響
があり、直接的な肝障害と免疫介在性の肝障害の 2 つが考えられており、投
与後4こ8週間であらわれる免疫介在性の肝機能障害は獲得免疫応答による
結果と考えられていること。【ガイド p18、21】
(2) ステロイドの使用
〇 DMD は進行予防のためにステロイドを投与されることがあり、日本神経学
会が作成している診療ガイ ドラインにおいて治療法として示されている。
〇 本品の投与により AAV に対する免疫反応が発現することがあるため、投与
前と投与後にプレドニゾロンの投与を行うこととしており、既にステロイド
投与している患者プしていない患者に対する投与方法を示している。【ガイ
ド p17】
〇 投与後に肝機能異常が発現した場合のステロイドの用量調節も示されてお
り、経口投与の治療に反応 しない場合は静脈内投与を検討することが示され
ている。((4) 参照)【ガイド p26、27】
〇 一方で、ステロイド投与により感染症が発症するおそれがあることから、
その旨を注意喚起するとともに、十分な観察を行い、感楽症の発症や増悪に
注意する旨を明記するとともに、ワクチン接種等による感秒防止対策を行う
ことを患者・家族にお願いすることとしている。【ガイド p12、患者資材 p16