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資料1 第3期がん対策推進基本計画中間評価報告書案 (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25437.html
出典情報 がん対策推進協議会(第79回 4/28)《厚生労働省》
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(10)医薬品・医療機器の早期開発・承認等に向けた取組
(個別目標)
国は、拠点病院等や小児がん拠点病院の医師が、患者や家族に対して臨床研
究、先進医療、医師主導治験、患者申出療養制度等についての適切な説明を行い、
必要とする患者を専門的な施設につなぐ仕組みを構築する。また、がん患者に対し、
治験や臨床試験に関する情報を提供する体制を整備する。
(進捗状況及び指標測定結果)
臨床試験・治験に関する窓口がある拠点病院等の割合は8割近くにのぼり、抗が
ん剤に関する治験については、2020 年度で 320 件と多くの治験が実施されている点
は評価できる。拠点病院等において、臨床試験を行う場合は、患者に対して適切な情
報提供を行うこと及び必要に応じて適切な医療機関に患者を紹介することを求めて
おり、がん患者に対し、治験や臨床試験に関する情報を提供する体制の充実に向
け、取組が進められた。また情報提供において、厚生労働科学研究では公益社団法
人や企業等との協力によるパイロット事業の検討を行っている。
「がん研究 10 か年戦略」に基づき、革新的な治療法等を創出するための研究開発
を推進しており、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、「AMED」)を通じ
て、アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発についても研究が進められてい
るが、全体の評価については、民間の研究開発の状況等も踏まえて実施する必要が
ある。
また、がんゲノム医療に関連し、がんゲノム情報管理センターに集約しているゲノ
ム情報及び臨床情報等を利活用するとともに、「全ゲノム解析等実行計画(第1版)」
によって収集される全ゲノム情報等の利活用についても併せて推進し、革新的な新
規薬剤を開発するための環境整備に向けた取組が行われている。

2121

2122

臨床試験・治験に関する窓口がある
拠点病院の割合

2019 年度
78.0%

2018 年度
76.4%

2020 年度
2019 年度
320 件
282 件
企業治験 287 件
企業治験 237 件
医師主導治験 33 件 医師主導治験 45 件

抗がん剤に関する治験の数

2020 年度 2019 年度
アンメットメデ
ィカルニーズ ①医療上の必要性の高い未承認薬・適応外
2123
に応える新規 薬検討会議において要望され抗がん WG にお
6件
4件
薬剤開発
ける検討品目とされた数
40