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資料1 第3期がん対策推進基本計画中間評価報告書案 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25437.html
出典情報 がん対策推進協議会(第79回 4/28)《厚生労働省》
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ノム情報を用いた医療等の実用化推進タスクフォース」や「がんゲノム医療推進コンソ
ーシアム懇談会」の報告書を踏まえ、本基本計画に基づき、段階的に体制整備を進
める。また、「がんゲノム医療推進コンソーシアム」を形成すること、2年以内に拠点病
院等の見直しに着手することなど、がんゲノム医療を提供するための体制整備の取
組を進める。
(進捗状況及び指標測定結果)
2018 年8月に、がんゲノム医療の第三者的立場での科学的評価と、それに基づく
がんゲノム医療の方向性の策定等の役割を担う「がんゲノム医療推進コンソーシア
ム運営会議」が発足し、第 1 回の会議が開催された。その後、2019 年6月に、がんに
関する遺伝子パネル検査2品目が保険収載されて以降、がんゲノム医療が本格的に
開始された。全ての都道府県でがんゲノム医療中核拠点病院等が整備され、がんゲ
ノム医療中核拠点病院等の数は、2020 年度には 206 施設となった。がんゲノム医療
に従事する者の数も増加した。その結果、2021 年3月までに、年間およそ1万例、総
計およそ1万5千例の患者がパネル検査を受検した。また、これらに伴い、がんゲノ
ム医療中核拠点病院等において遺伝カウンセリングを実施した患者数についても増
加傾向となった。これら一連の対応については、概ね評価できるものであった。
ゲノム情報及び臨床情報等の集約・管理・利活用を目的として、2018 年6月にがん
ゲノム情報管理センターが開設され、関連情報の収集、利活用に向けた取組等を開
始している。全てのがん患者のうち、ゲノム情報を活用したがん医療について必要な
情報を取得できたと感じている割合は、2018 年度は 17.0%であり、更なる取組が必
要である。
また、2019 年 12 月に「全ゲノム解析等実行計画(第1版)」が作成され、全ゲノム
解析についても日常診療への導入を目指す研究開発を加速させている。
2020 年度 206
2019 年度 167
中核拠点病院:12 中核拠点病院:11
拠点病院:33
拠点病院:34
連携病院:161
連携病院:122

2011

がんゲノム医療中核拠点病院等の数

2012

がんゲノム医療中核拠点病院等が
整備されている都道府県数

2020 年度
47

2018 年度
47

2013

遺伝医学に関する専門的な知識及び
技能を有する医師数

2020 年度
938

2019 年度
801

2014

遺伝医学に関する専門的な
遺伝カウンセリング技術を有する者の数

2020 年度
542

2019 年度
437

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