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資料2 2040年を見据えたがん医療提供体制の均てん化・集約化に関するとりまとめ(案) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59971.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第19回 7/25)《厚生労働省》
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施する医療機関を含む)にも都道府県内で役割分担する医療機関を周知し、がん患
者が適切な医療機関で受療できるような体制を整備すること。
都道府県内のがん医療の均てん化・集約化に係る医療機能の役割分担について必要
な調整を行うこと。
がん患者が安全で質の高い患者本位の医療を適切な時期に受療できるよう、医療機
関ごとの診療実績を一元的に発信し、住民に提供することに取り組むこと。
都道府県内で均てん化・集約化が望ましい医療について、均てん化・集約化の推進
の進捗状況(受療動向の変化等)を、院内がん登録等の情報を用いて継続的に確認
すること。
4)都道府県協議会での均てん化・集約化の検討の留意事項
従来のがん医療提供体制を維持した場合、現在提供されているがん医療が継続でき
なくなる恐れがあるため、今後もがん患者が質の高いがん医療を受療できるよう、
集約化も含めた持続可能ながん医療提供体制の構築が必要であるという点につい
て、都道府県が中心となり、住民の理解を得るために、住民にとってわかりやすい
説明を継続していく必要がある。
地域ごとに、医療資源やがん患者の状況(がん患者数、医療機関までの通院手段
等)を把握し、医療機能の見える化を推進するとともに、がん患者の医療機関への
アクセスの確保について十分に留意しながら、適切ながん医療提供体制を整えるこ
とが重要である。また、手術療法を担う外科医について、がん以外にも、虫垂炎や
胆嚢炎等の様々な疾患についての手術を担う必要があること等から、がん医療提供
体制の検討にあたっては、地域医療構想や医療計画を踏まえた、がん以外も含めた
地域の医療提供体制を維持・確保する観点についても留意することが重要である。
地域包括ケアシステムの観点から、患者が住み慣れた地域で質の高い医療を受け続
けられるように、集約化の検討が必要な医療を提供する医療機関、患者の日頃の体
調を把握している身近な診療所・病院のかかりつけ医、訪問看護ステーション、歯
科医療機関、薬局、介護施設・事業所等、多職種・多機関との地域連携の強化がよ
り一層重要となり、関係機関間での情報共有や役割分担を含む連携体制の整備と地
域連携を担う人材育成の強化が求められる。
かかりつけ医と拠点病院等の専門医の更なる連携強化のためには、がん患者にとっ

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