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資料1 2040年に向けたサービス提供体制等のあり方に関するとりまとめ(案) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59876.html
出典情報 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第9回 7/24)《厚生労働省》
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○ 本人の意欲、能力、ライフステージ等に応じたキャリアパス(※)を構築
し、事業所への定着を図っていくためには、オンライン研修も含め、研修内
容の充実・強化等を図っていくことが重要である。介護人材の多様なキャリ
アモデルを見える化し、教育・研修として位置付けていくことが重要である。

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(※)経営者・施設長となる道、認知症など専門性を追求する道、学校等地域の働きかけな
ど地域の介護力向上を追求する道など多様なものが考えられる。また、介護人材が自立
支援・重度化防止の理念のもと、自ら利用者の状態に応じたサービス提供を行うことを
通じ、その業務のあり方をあわせて考えていくことも必要である。

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○ 介護福祉士など中核的な介護人材が果たすべき役割は大きくなる。資格を
有しない者が参入してきた際の教育も担うなど、マネジメントを実施する介
護職員の育成も求められる。

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○ キャリアアップのためには、働きながら介護福祉士等の資格を取得するこ
とや、新たな技術等の研修を受講するなどの環境整備が必要であり、試験制
度においても取組が必要である。また、介護事業所が行う働きやすい勤務環
境づくりや、有給休暇・育児休業等の取得や復帰に向けた取組についての普
及促進策が重要である。加えて、カスタマーハラスメントを含め、ハラスメ
ント研修等の対応やハラスメント対策等の取組を充実していく必要がある。
これらの取組を講じることで、介護人材の定着を図っていく必要がある。

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(4)職場環境改善・生産性向上の取組
○ 2040 年に向けて、生産年齢人口の減少が進み、介護人材が今後も逼迫する
ことが見込まれる中、将来の人材の需給の動向を見越して、従来通りの方法
の継続ではなく、前もってテクノロジー導入や業務の見直し・介護助手等へ
の業務のタスクシフト/シェアを行うことが必要である。介護現場における
職場環境の改善・生産性の向上として、
・ テクノロジーの活用(※1)や、いわゆる介護助手等への業務のタスクシ
フト、タスクシェア(※2)を図ることで、業務の改善や効率化等を進める
こと、
・ それにより、職員の業務負担の軽減を図るとともに、業務の改善や効率
化により生み出した時間を直接的な介護ケアの業務に充て、利用者と職員
が接する時間を増やすとともに、職員の残業削減や休暇の確実な取得、教
育・研修機会の付与など職員への投資を充実すること、
・ これらの点を通じ、介護サービスの質の向上にもつなげるとともに、介
護人材の定着や人材確保についてもあわせて推進することが必要である。
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