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薬-1別添[404KB] (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59378.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第236回 7/9)《厚生労働省》
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保険給付から除外したり、患者自己負担を増加させることは、適切かつ必要な薬剤へ
のアクセスを阻害し、患者に不利益をもたらすため、断固として反対する。

2. イノベーションの適切な評価


外用製剤は、剤形工夫により医療現場での利便性を大きく向上させたり、既存の有効
成分のリポジショニングにより、社会に変化をもたらす新たな価値を生み出している。



剤形工夫やリポジショニングによるイノベーションを、新薬創出等加算などで適切に
評価いただきたい※。
※2018年薬価制度の抜本改革で新薬創出等加算から除外されるなど、外用協会員会社の貼
付剤は新薬創出等加算品目ゼロ(2025年3月時点)

3. 安定供給のための薬価下支え


医薬品産業ビジョン等において、外用製剤などのベーシックドラッグは供給不安が生
じないよう、安定供給への取組が重要であることが示されている。
【貼付剤】


局所性経皮吸収型鎮痛剤は、薬価収載後長年経過しており、現状約9割が不採算と
なっている。また、収載品目数は、薬価削除等により2018年の195品目から2024年
の167品目に減少している。



継続的な安定供給への取り組み状況を踏まえ、基礎的医薬品への指定や不採算品再
算定の適用、最低薬価の更なる引上げが必要である。
【塗布剤】



塗布剤は、副腎皮質ホルモン剤をはじめ、収載後長期間が経過し、採算面で厳しい
状況に置かれている。



他の剤形と同様に、将来にわたり患者に必要とされる医薬品のアクセスを確保する
観点から、最低薬価の設定が必要である。
(外用製剤協議会)

◯ 眼科用製剤について
1. 眼科用剤の領域特殊性を踏まえた収載時の適切な評価
(1) 製剤改良した眼科用剤の加算等の評価


点眼回数の低減、持続性の向上、配合剤、防腐剤フリー等の容器・製剤の改良など、
治療アウトカムに貢献する、既存品を製剤改良した眼科用剤について、さらに企業の
能動的な開発を促すためにも、補正加算等で適切に評価いただきたい。

(2) 配合点眼剤を新医療用配合剤の特例の対象から除外


配合点眼剤は、複数点眼での洗い流しによる薬効減弱の払拭・防腐剤曝露量の低減に
寄与するなど、内用配合剤にはない臨床上のメリットがあり、今後も積極的な製品開
発を進めるためにも、新医療用配合剤の特例の対象から除外いただきたい。

2. 医療上必須の薬剤の価格下支え
(1) 眼科診療に必須の薬剤への不採算品再算定・基礎的医薬品への適用

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