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薬-1別添[404KB] (11 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59378.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第236回 7/9)《厚生労働省》 |
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踏まえ、慎重かつ丁寧に検討する必要があると考える。
II. 製剤の特性を踏まえた個別要望事項
◯ 漢方製剤・生薬製剤・生薬について
1. 医療用漢方製剤・生薬製剤の基礎的医薬品への適用
(1) 基礎的医薬品である生薬(薬効分類:510)を原料として使用している医療用漢方製
剤・生薬製剤(薬効分類:520・590)を、基礎的医薬品として適用していただきたい。
(2) 過去に不採算品再算定を受けた医療用漢方製剤・生薬製剤については、次期薬価改定
にて基礎的医薬品として適用していただきたい。
国民医療において重要な役割を担っている医療用漢方製剤・生薬製剤は医療上の位置
付けが確立し、広く臨床現場で使用され、保険医療上必要不可欠な医薬品です。この
役割を維持するためには、医療保険制度の枠組みの中で、国民(患者)に安心・安全
で高品質な医療用漢方製剤等が安定的に供給され続けなければなりません。
医療用漢方製剤は1967年に初めて薬価基準に収載されてから既に50年以上が経過し、
1987年以降は新たな品目が収載されていません。また、医療用漢方製剤の製造販売企
業や品目数は原料生薬の高騰等により企業の経済的負担が増しているなか、採算性の
悪化により年々減少しており、安定供給に危惧の念をいだく状況になってきています。
このような状況下、2018年改定より、生薬(薬効分類:510)が基礎的医薬品に適用
されましたが、生薬を原料とする医療用漢方製剤・生薬製剤の適用に至っておりませ
ん。
医薬品産業ビジョン2021ではワクチン、輸液、血液製剤、生薬・漢方製剤、外用製剤
などはいわゆる「ベーシックドラッグ」として位置付けられております。当協会とし
ては将来に亘り安定供給を担保するために、2026年度薬価改定において基礎的医薬品
である生薬を原料として使用している医療用漢方製剤・生薬製剤(薬効分類:520・
590)を基礎的医薬品として適用していただきたい。
また、医療用漢方製剤・生薬製剤は不採算品再算定を複数回受けたものもありますが、
不採算が解消されていない状況であり、今後の物価高騰などにより、さらに採算性が
悪化する可能性があることから、過去に不採算品再算定を受けたものについては、次
期薬価改定にて基礎的医薬品として適用していただきたい。
2. 医療用漢方製剤等の不採算品再算定の実施
(1) 安定供給を図るため、採算が取れていない医療用漢方製剤等に対して、不採算品再算
定を実施していただきたい。
原料生薬の高騰や近年の物価高騰は製造原価の上昇に直結し、医療用漢方製剤等の安
定供給に影響を与えかねない切迫した状況となっております。また度重なる薬価改定
のため薬価の水準は下がってきており、不採算品の割合が増加し、採算性の悪化から
医療用漢方製剤等を供給する製造販売企業数や品目は年々減少しています。原料生
薬・物価の高騰等により、2023・2024年度は不採算品再算定の特例的な適用を受けま
したが、未適用品目や未だ不採算となっている品目も多数存在します。上記理由によ
り、2026年度薬価改定において医療用漢方製剤等の安定供給のため不採算品再算定を
実施していただきたい。
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II. 製剤の特性を踏まえた個別要望事項
◯ 漢方製剤・生薬製剤・生薬について
1. 医療用漢方製剤・生薬製剤の基礎的医薬品への適用
(1) 基礎的医薬品である生薬(薬効分類:510)を原料として使用している医療用漢方製
剤・生薬製剤(薬効分類:520・590)を、基礎的医薬品として適用していただきたい。
(2) 過去に不採算品再算定を受けた医療用漢方製剤・生薬製剤については、次期薬価改定
にて基礎的医薬品として適用していただきたい。
国民医療において重要な役割を担っている医療用漢方製剤・生薬製剤は医療上の位置
付けが確立し、広く臨床現場で使用され、保険医療上必要不可欠な医薬品です。この
役割を維持するためには、医療保険制度の枠組みの中で、国民(患者)に安心・安全
で高品質な医療用漢方製剤等が安定的に供給され続けなければなりません。
医療用漢方製剤は1967年に初めて薬価基準に収載されてから既に50年以上が経過し、
1987年以降は新たな品目が収載されていません。また、医療用漢方製剤の製造販売企
業や品目数は原料生薬の高騰等により企業の経済的負担が増しているなか、採算性の
悪化により年々減少しており、安定供給に危惧の念をいだく状況になってきています。
このような状況下、2018年改定より、生薬(薬効分類:510)が基礎的医薬品に適用
されましたが、生薬を原料とする医療用漢方製剤・生薬製剤の適用に至っておりませ
ん。
医薬品産業ビジョン2021ではワクチン、輸液、血液製剤、生薬・漢方製剤、外用製剤
などはいわゆる「ベーシックドラッグ」として位置付けられております。当協会とし
ては将来に亘り安定供給を担保するために、2026年度薬価改定において基礎的医薬品
である生薬を原料として使用している医療用漢方製剤・生薬製剤(薬効分類:520・
590)を基礎的医薬品として適用していただきたい。
また、医療用漢方製剤・生薬製剤は不採算品再算定を複数回受けたものもありますが、
不採算が解消されていない状況であり、今後の物価高騰などにより、さらに採算性が
悪化する可能性があることから、過去に不採算品再算定を受けたものについては、次
期薬価改定にて基礎的医薬品として適用していただきたい。
2. 医療用漢方製剤等の不採算品再算定の実施
(1) 安定供給を図るため、採算が取れていない医療用漢方製剤等に対して、不採算品再算
定を実施していただきたい。
原料生薬の高騰や近年の物価高騰は製造原価の上昇に直結し、医療用漢方製剤等の安
定供給に影響を与えかねない切迫した状況となっております。また度重なる薬価改定
のため薬価の水準は下がってきており、不採算品の割合が増加し、採算性の悪化から
医療用漢方製剤等を供給する製造販売企業数や品目は年々減少しています。原料生
薬・物価の高騰等により、2023・2024年度は不採算品再算定の特例的な適用を受けま
したが、未適用品目や未だ不採算となっている品目も多数存在します。上記理由によ
り、2026年度薬価改定において医療用漢方製剤等の安定供給のため不採算品再算定を
実施していただきたい。
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