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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00276.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第6回 7/3)《厚生労働省》 |
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急性冠症候群ガイドラインでは、急性心筋梗塞発症直後は、致死性不整脈の管理等を目的として、
CCU(cardiac care unit)での管理が推奨されている。致死性不整脈が確認された場合には直ち
に除細動を行うことが推奨されている。また、必要に応じて、抗不整脈薬の投与を考慮すること
とされている。
急性冠症候群ガイドライン(2018 年改訂版)(抜粋)
第6章 入院中の評価・管理
1.冠動脈疾患集中治療室(CCU)の役割
(創設当時の)CCU の目的は心筋梗塞発症直後の致死性不整脈の治療にあり、心電図モニタリング、電気的除細動、心臓ペーシングなどにより心筋
梗塞患者の死亡率を著しく低下させた。
(中略)
ACSに対する現在のCCUの役割として、致死性不整脈の管理だけでなく、不安定な血行動態や心不全、虚血再灌流療法後の新たな合併症の監視や治療
も担っているといえる。
(中略)
5. 不整脈の評価と治療
(中略)
VFまたは無脈性VTが確認された場合は、除細動器を準備してただちに除細動を行う。2 回目の除細動にも反応しない場合、抗不整脈薬(アミオダロ
ン)の投与を考慮する。
(中略)
徐脈や徐脈に伴う症状がなくとも、今後の完全房室ブロックへの移行が強く疑われる場合には、一時的ペーシングが必要となる場合がある。症候性
房室ブロックの治療として、経皮的ペーシングまたはアトロピン投与が推奨される。
(赤枠・下線・括弧内は引用時に付記)
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