高齢者において頻度の高い疾患における救急搬送、緊急入院の割合①
○ 85歳以上の高齢者の入院病名（DPC6桁コード）のうち、入院患者数上位20疾患の多くが、手術に係るKコードを
算定しない内科系疾患であった。上位疾患の多くが緊急入院率90％を超えており、全体的にみると、内科系疾患に
おいて、外科系疾患に比べ、救急搬送、緊急入院ともにその割合が高かった。
医療資源を投入したDPC6病名上位20疾患についての救急搬送、緊急入院の割合
0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

肺炎等(n=22422)
心不全(n=22272)
誤嚥性肺炎(n=21057)
股関節・大腿近位の骨折(n=16289)
腎臓又は尿路の感染症(n=14249)

白内障、水晶体の疾患(n=10017)
その他の感染症（真菌を除く。）(n=9347)
脳梗塞(n=8873)
胆管（肝内外）結石、胆管炎(n=8770)
胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）(n=6910)
体液量減少症(n=5504)
ヘルニアの記載のない腸閉塞(n=5304)
徐脈性不整脈(n=4537)
狭心症、慢性虚血性心疾患(n=3740)
食道、胃、十二指腸、他腸の炎症（その他良性疾患）(n=3507)
肺の悪性腫瘍(n=3494)
小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）(n=3474)
慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全(n=3294)
膀胱腫瘍(n=3105)
頭蓋・頭蓋内損傷(n=3042)

外科系疾患（手術に係るKコードの算定があるもの）■救急搬送の割合
内科系疾患（手術に係るKコードの算定がないもの）■救急搬送の割合

■緊急入院の割合
■緊急入院の割合

出典：保険局医療課調べ（2024年10月～12月DPCデータ） 期間内に急性期一般入院料の病棟、地域包括医療病棟に直接入院した85歳以上の症例（非転院・転棟症
例）を対象として、最も医療資源を投入した病名のDPC6桁コードごとに、各疾患の全入院患者に対する救急搬送による入院、緊急入院の割合を示した。

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