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資料1-4 ソマトロピン(遺伝子組換え)の電子化された添付文書一覧 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24579.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和3年度第31回 3/22)《厚生労働省》
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2021年9月改訂(第1版)

法:凍結を避け2~8℃に遮光保存
すること
処方箋医薬品注)
有効期間:36箇月

承認番号
販売開始

注)注意-医師等の処方箋により使用すること

3. 組成・性状
3.1 組成
本剤は前部と後部がコネクターで仕切られたカートリッジ型注射剤
を医薬品ペン型注入器にセットしたキット製品であり、カートリッ
ジ型注射剤には下記の成分を含有する。本剤は、大腸菌を用いて製
造される。

カートリッジ前部
(粉末)
添加剤

カートリッジ後部
(溶解液)

ジェノトロピン
ゴークイック注用5.3mg

ジェノトロピン
ゴークイック注用12mg

1製剤中
1製剤中
ソマトロピン
(遺伝子組換え) ソマトロピン
(遺伝子組換え)
5.33mg
12.0mg
D-マンニトール
1.6mg
グリシン
2.0mg
リン酸水素ナトリウム水和物
リン酸二水素ナトリウム

(1mL)
(容量)
m -クレゾールa)
添加剤
D-マンニトール

D-マンニトール
12.2mg
グリシン
2.0mg
リン酸水素ナトリウム水和物
リン酸二水素ナトリウム

(1mL)
3.0mg m -クレゾールa)
3.0mg
39mg D-マンニトール
27.8mg

a)[15.1.5参照]

3.2 製剤の性状
本剤は白色の塊状をした粉末(カートリッジ前部)及び無色澄明の
液(カートリッジ後部)からなり、液はフェノールようのにおいが
ある。
カートリッジ前後部を混和し溶かした注射液は、無色澄明又はわず
かに混濁し、そのpH及び浸透圧比は次のとおりである。
販売名

ジェノトロピンゴークイック注用5.3mg ジェノトロピンゴークイック注用12mg

pH

6.4~7.2

浸透圧比

約1(生理食塩液対比)

5.3mg
22200AMX00389
2010年10月

12mg
22200AMX00388
2010年10月

費補助金難治性疾患等政策研究事業 間脳下垂体機能障害に関する
調査研究班 成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断と治療の手引
き」を参照すること。
〈骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長〉
5.2 適用基準
染色体検査によりターナー症候群と確定診断された者で、身長が標
準身長の-2SD以下又は年間の成長速度が2年以上にわたって標準
値の-1.5SD以下である場合。
5.3 治療継続基準
1年ごとに以下の基準を満たしているかどうかを判定し、いずれか
を満たしたときに治療の継続をする。
・成長速度≧4cm/年
・治療中1年間の成長速度と、投与前1年間の成長速度の差が1.0cm/
年以上の場合。
・治療2年目以降で、治療中1年間の成長速度が下記の場合。
2年目≧2cm/年
3年目以降≧1cm/年
ただし、以上のいずれも満たさないとき、又は骨年齢が15歳以上に
達したときは投与を中止すること。
〈骨端線閉鎖を伴わない慢性腎不全における低身長〉
5.4 糸球体ろ過率等を検査し確定診断すること。
〈骨端線閉鎖を伴わないプラダーウィリー症候群における低身長〉
5.5 適用基準
染色体検査によりプラダーウィリー症候群と確定診断された者で、
身長が同性、同年齢の標準身長の-2SD以下又は年間の成長速度が
2年以上にわたって標準値の-1.5SD以下である場合。
5.6 治療継続基準
1年ごとに以下の基準を満たしているかどうかを判定し、いずれか
を満たしたときに治療の継続をする。
・成長速度≧4cm/年
・治療中1年間の成長速度と、投与前1年間の成長速度の差が1.0cm/
年以上の場合。
・治療2年目以降で、治療中1年間の成長速度が下記の場合。
2年目≧2cm/年
3年目以降≧1cm/年
ただし、以上のいずれも満たさないとき、又は骨年齢が男17歳、女
15歳以上に達したときは投与を中止すること。
〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉
5.7 本剤の適用は、成人成長ホルモン分泌不全症と診断された患者の
うち、以下のいずれかの患者に限定すること。なお、重症の基準は、
最新の「厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業 間
脳下垂体機能障害に関する調査研究班 成人成長ホルモン分泌不全
症の診断と治療の手引き」の病型分類を参照すること。
5.7.1 小児期発症型(小児期に成長ホルモン分泌不全症と確定診断され
ている患者)では、
以下のいずれかを満たすもの。ただし、
診断にあたっ
ては、本治療開始前に再度成長ホルモン分泌刺激試験を行うこと。
・2種類以上の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)成
長ホルモン濃度の頂値が重症の基準を満たすもの。
・頭蓋内器質性疾患の合併ないし既往歴、治療歴又は周産期異常の
既往があり、成長ホルモンを含む複数の下垂体ホルモンの分泌低

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
〈効能共通〉
2.1 糖尿病の患者[成長ホルモンが抗インスリン様作用を有する
ため。][8.5、8.8、10.2、11.1.4参照]
2.2 悪性腫瘍のある患者[成長ホルモンが細胞増殖作用を有する
ため。][9.1.2、9.1.3参照]
2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]
〈プラダーウィリー症候群〉
2.4 高度な肥満又は重篤な呼吸器障害のある患者[8.3参照]

有効成分

872412

注射用ソマトロピン(遺伝子組換え)



販売名

日本標準商品分類番号

遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤

4. 効能又は効果
○骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症
○骨端線閉鎖を伴わない次の疾患における低身長
・ターナー症候群
・慢性腎不全
・プラダーウィリー症候群
○成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)
○骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身
長症
5. 効能又は効果に関連する注意
〈骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症〉
5.1 本剤の適用は、成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断された患
者に限定すること。診断にあたっては、最新の「厚生労働科学研究

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