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総ー4○個別事項(その10)について (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00228.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第569回 12/1)《厚生労働省》
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プレハビリテーション(術前リハビリテーション)について
○ 術前から運動療法、食事療法、生活指導、術前教育などを組み合わせた介入は「プレハビテーション
(prehabilitation)」と呼ばれる。
○ 手術に伴う身体機能の低下を避けるのは難しいが、術前から能力を高めておくことで、手術による機能
障害を生じたとしても、能力的に自立して術後の回復を促進することができる。このため、待機的手術では
術前に患者状態を最適化する目的でプレハビリテーション(術前リハビリテーション)が求められる。
手術
生理学的予備力
/機能的能力
(筋力・ADL等)

C

プレハビリテーション実施

A

プレハビリテーション非実施

D
術前

術後

B

時間
A:手術介入により生理学的予備力/機能的能力が低下するが、その後、術後回復・リハビリテーションにより改善がみられる。
B:生理学的予備力/機能的能力が低いと、周術期合併症や回復の遅れにつながり、もとのレベルまで到発できない。
C:プレハビリテーションを受けた患者では、手術時には生理学的予備力/機能的能力が向上しており、迅速な回復がみられる。
D:回復が困難な場合でも、プレハビリテーションを受けた患者は、長期的に機能的自立と生活の質を維持できる可能性がある。

出典:村井他、Jpn J Rehabil Med 2022;59:681-686より(図は文献を元に医療課が作成)

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