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総ー4○個別事項(その10)について (146 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00228.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第569回 12/1)《厚生労働省》
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課題③
(急性期におけるリハビリテーション・栄養・口腔)
• 平成28年度と令和4年度調査を比較すると、急性期一般入院料1(一般病棟入院基本料(7対1)、専門病院、特定機能
病院においては要介護・要支援の患者比率が増加していた。
• 急性期一般入院料1及び2~6における、65歳以上の入院患者に対するリハ実施率の分布にはばらつきがあり、特に急
性期一般入院料1と比べ、急性期一般入院料2~6でのばらつきが大きかった。
• 一般病棟入院基本料及び地域包括ケア病棟入院料を届け出ている医療機関における、リハ専門職の人数の分布につ
いて、届け出ている入院料それぞれにおいて、リハ専門職の配置はばらつきが大きかった。
• 急性期一般入院料1及び2~6における、65歳以上の患者について、リハ専門職の40床以上2名以上の方が、有意にリ
ハ実施率が高く、ADLスコアの改善が大きかった。
• 急性期一般入院料1を届け出ている病棟における、入院時から退院時にかけてADLスコアが悪化した65歳以上の患者
割合の平均値は6.6%であった。急性一般入院料2~6においてはこの平均値は7.1%であった。
• 土日祝日にリハを実施していない施設は、日曜日は67.9%、祝日は56.8%であった。急性期における休日リハの有効性
がエビデンスとして示されている。
• ADL維持向上等体制加算の届出施設数は令和4年度で98施設であった。同加算を届け出ていない理由として、「理学療
法士等を確保できないため」、「疾患別リハ料等を算定しているため、加算届出の必要性を感じないため」が多かった。
• 急性期病院において入院時の栄養スクリーニングと個別的な栄養管理により全死亡率等が低下したという報告がある
が、入院後48時間以内に実施することが最も多いと回答した割合は、栄養スクリーニングが約8割、栄養介入が約4割。
• 管理栄養士が病棟に配置されているほうが、入院後、管理栄養士が患者を訪問するまでの日数が短く、体重減少量等
が抑制されていたが、管理栄養士の病棟配置割合は低い。
• 病棟配置の管理栄養士による栄養管理としては、栄養状態の評価や計画作成、モニタリング、食事の個別対応は、ほぼ
実施されていた。一方、栄養情報提供書の作成やミールラウンドは、他の項目と比べると、実施割合が低かった。
• 誤嚥性肺炎患者に対し、多職種が連携して早期に評価や介入を行い、できるだけ早期に経口摂取を開始することが重
要であることがエビデンスとして示されている。
• 病棟における多職種連携の取組の実施割合について、栄養、離床・リハ、口腔に関する計画作成において、各職種の関
わりは少ない。

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