新型コロナウイルス感染症患者に対するリハビリテーション
○ 急性期病棟における新型コロナウイルス感染症患者に対するリハビリテーションの提供内容等は以下の
とおり。COVID-19とそれ以外の疾患において、複数人による訓練提供あるいは訓練提供時間以外に10分
以上の時間を要する割合は差は認めなかった。感染防護具は約8割の症例において必要であった。
訓練提供内容(N=29)
0%

20%

40%

複数人による訓練提供の割合
60%

80%

0%

100%

2%

4%

6%

8%

10%

12%

14%

16%

12%

14%

62.1%

1. 関節可動域（ROM）訓練

89.7%

2. 筋力増強訓練

COVID-19（n=29）

27.6%

3. 持久力訓練

24.1%

4. 協調性・バランス訓練

62.1%

5. 座位・立位訓練

他疾患（n=2,714）

44.8%

6. 基本動作訓練

69.0%

7. 起立・歩行訓練
8. 義肢装具装着訓練

訓練提供時間以外に10分以上の時間を要した割合

9. 巧緻動作訓練

0%

2%

4%

6%

8%

10%

31.0%

10. ADL訓練
11. IADL訓練

COVID-19（n=29）

12. 高次脳機能障害に対する訓練
13. 対人関係訓練
14. 就労訓練

他疾患（n=2,714）

15. 余暇活動訓練
16. 環境調整
17. 患者や関わる者に対する情報提供

訓練提供時に必要とした追加的な物品(N=29)

18. 言語訓練

0%

19. 音声訓練
20. 聴覚訓練
21. 摂食嚥下障害に対する訓練

感染防護具（PPE等）

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

82.8%

3.4%

出典：「疾患別リハビリテーションに係る実態調査（三重大学医学部附属病院リハビリテーション部 教授 百崎良）」による調査結果。令和５年５月の国内42施設の新規入院症例を対象。急性期一般病棟入院基本料、特定機
能病院入院基本料、ICU、HCU、SCUにおいて疾患別リハ料を算定した症例を対象。

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