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○働き方改革(その2)について 総-3 (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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地域医療の経験により質の高い薬物療法を提供できた事例
○ 地域の病院での経験によって、出向経験者のスキルアップや、大学病院として目指す指導的な人材の育
成機能の強化につながり、質の高い薬物療法の提供に寄与している。

地域医療の経験を活かして基幹病院における業務の質が向上した事例
■ 地域医療や地域の薬局との連携を経験することで、転院先のニーズなど必要な情報を適切に選別で
きるようになったため、退院時薬剤指導を工夫し転院・退院先と密な連携をとれるようになった。
■ 周辺地域の病院の医師等と協働し、様々な意見交換を経ることで、医療機関間における情報共有や
医療従事者の交流の必要性を強く実感し、研修会や講習会の質が向上した。

地域の病院の課題に対応するだけでなく自身のスキルアップにつなげた事例
■ 地域の病院の医師・看護師等は、がん化学療法や緩和ケアに対する対応経験が少なく、患者が転院
してきた際に継続した対応が難しいことが課題となっていたが基幹病院での知識や経験を活用して対
応にあたった。これらの経験を通じて、自身のがん薬物療法に係る専門分野のスキルアップにもつなげ
ることができた。

病棟業務等のノウハウを活用して出向先の地域の医療の質の向上につなげた事例
■ 地域の病院では入院患者に対する持参薬の確認や服薬指導等を必要に応じて実施していたが、病
棟業務に関するマニュアル等を整備し、業務手順を整理することで、全ての入院患者への対応が可能
となり、病棟薬剤業務実施加算に必要な業務の立ち上げをすることができた。
■ 周術期に使用する抗菌薬や鎮痛薬等に関して医師や看護師から問い合わせを受けることが多かっ
たことから、よく聞かれる内容に関して地域の病院の実情に合った周術期薬剤マニュアルを作成し、各
病棟へ配布することで医薬品情報の有効活用につなげることができた。
出典)個別ヒアリングをもとに保険局医療課にて作成

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