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○働き方改革(その2)について 総-3 (112 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》
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【富山県立中央病院】

働きやすい勤務時間の整備、看護補助業務の細分化・明確化による本人の適性に合わ
せた配置に係る取組
背景・目的
求職者が自身の意思や適性に合った業務が選択できること、また、幅広い層に求人のアプローチができること等を目的として、看護補助
者の業務の細分化・明確化に関する取組等を実施した。また、働きやすい環境を整備するため、勤務時間を柔軟な設定とした。

取組内容





◆ 子育て期の女性は長時間労働が困難であることから、就
業時間を「8:00~20:00」のうち4時間以上と設定した。
◆ 勤務時間を「最短5時間/週~最長35時間/週」と設定
した。

「看護補助者」を院内の主要業務ごとに「看護補助者」
「看護助手」「看護助手(事務)」の3種類の業種に区別

勤務の自由度を高める勤務条件の設定

【業種毎の主な業務内容】
看護補助者

・患者の日常生活上の世話等、直接業務が中心

看護助手

・搬送、配膳、シーツ交換等の間接業務が中心
・書類作成・パソコン入力、入院患者への説明

看護助手(事務)

(オリエンテーション・荷物運び等)
・Word、Excelが使用可能であることが必須



業種別のユニフォーム

◆ 各業種でユニフォームを分けることで、一瞥して区分が可能となった。



マニュアル、チェックリスト作成等による業務の差別化

◆ 看護助手ワーキング(看護補助者全体を対象とした取組)による業務調査結果を
基にマニュアル及びチェックリストを作成し、業務の差別化に取り組んでいる。



勤務曜日・時間、異動希望の受け入れ

◆ 年2回の面談を実施し、勤務曜日・時間、異動に関する
希望を受け入れている。



複数名配置による協力体制

◆ 病棟に複数名の看護補助者を配置しフロア間の協力体制
を取ることで、急な欠勤にも対応可能となり、休みがと
りやすい環境を整備している。

取組効果

看護補助者の高い定着率の維持

平均勤務年数:6.3年



(最高勤務年数17年)
※看護補助者(非正規)平均勤続年数:5.8年(出典:「令和元年度厚生労働科学
特別研究事業「看護師と看護補助者の協働推進に向けた実態研究」表1-53看護
補助者の2018年度の平均勤続年数」

出典:「令和4年度医療専門職支援人材確保・定着支援事業 医療専門職支援人材の確保・定着のための手引書 好事例集」より厚生労働省医政局看護課にて作成

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