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07 参考資料2-1 帯状疱疹ワクチン ファクトシート (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》
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表 1.帯状疱疹の出現した解剖学的部位別頻度






発生率

脳神経
V1
V2
V3
VII

11
1
1
1

5
4
3
1

16
5
4
2

2.8
0.9
0.7
0.35

頸髄
1
2
3
4
5
6
7
8


1
3
2
2
2
1
1


4
4
2
1
0
3
0


5
7
4
3
2
4
1


0.9
1.2
0.7
0.5
0.35
0.7
0.2

胸髄
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

1
2
4
4
8
5
4
2
8
5
1
3

1
1
4
1
8
7
5
8
4
6
0
4

2
3
8
5
16
12
9
10
12
11
1
7

0.35
0.5
1.4
0.9
2.8
2.1
1.6
1.8
2.1
1.9
0.2
1.2

腰髄
1
2
3
4
5

4
5
2

1

4
4
2

2

8
9
4

3

1.4
1.6
0.7

0.5

仙髄
1
2
3
4
5

1
1
0



1
1
2



2
2
2



0.35
0.35
0.35



(文献 17 より翻訳)

疼痛は、時に皮疹出現より 7~100 日以上先行する事がある。また皮膚所見の改善後も疼痛が残存
し、通常疼痛の消失に 4~6 週間を要する 1)。これらの急性期の疼痛は発症機序別に組織の損傷によ
る侵害受容性疼痛に分類され、後述する PHN とは発症機序が異なる 20)。これらをあわせて帯状疱疹
関連疼痛と呼ばれている。
再発率はシステマティックレビューによると 1-6%の範囲の報告があり、その中でも長期観察研究
においては 5-6%とより高い傾向にあった 21)。
3) 重篤度
北海道釧路市で実施された前方視的観察研究(2013~2015年)によると、60歳以上の帯状疱疹患
者のうち3.4%(27人/800人)が入院を要したと報告されている22)。また、帯状疱疹に関する26か国
130の研究についてまとめたシステマティックレビュー21)、およびスペイン23)、スウェーデン24)で行
われた研究によると、帯状疱疹による入院率または死亡率は、高齢者ほど高率であった。
また、T細胞性免疫不全を有する造血幹細胞移植や臓器移植後の患者、免疫抑制治療中、リンパ腫、
白血病、HIV感染症などの基礎疾患を有する患者は帯状疱疹発症のリスクが高く、また、重篤となる
リスクも高い1)。
2003~2013年にMadrid市民(スペイン)を対象として実施された疫学調査では、帯状疱疹による
入院例2,039人の入院期間の中央値は6日間であった。また、この入院例の32.8%は基礎疾患に悪性腫
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