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07 参考資料2-1 帯状疱疹ワクチン ファクトシート (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》 |
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表7. PHN の発生頻度.(文献 9 より翻訳、改変)
国名
日本 *1
(SHEZ study)
米国 *2
ドイツ *3
オーストラリア *4
HZ:帯状疱疹
PHN:帯状疱 性別
疹後神経痛
年齢(歳)
罹患率
(千人・年)
50-54
55-59
60-64
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
HZ
男女
10.9
9.2
9.6
12.9
12.6
PHN
男女
2.1
1.4
1.3
2.6
4.1
HZ
男女
11.12
10.79
男女
1.38
0.74
男女
a
PHN
HZ
≧95
11.50
2.13
12.58a
13.19a
0.43-1.33 0.05-0.50 0.22-0.76 0.26-0.98 0.35-1.39 0.37-1.70 0.78-2.19 0.96-2.63 0.97-2.39
1.02-2.51
9.60
a
a
6.21
7.59
a
8.94
a
10.70
a
11.34
a
12.15
a
12.53
PHN
男女
HZ
男女
a
9.67
6.52a
8.58a
14.50a
15.61a
PHN
男女
1.45a
0.73a
1.21a
2.35a
3.16a
a. 国勢調査からの推定データ
*1 Takao Y, Miyazaki Y, Okeda M, et al. Incidences of Herpes Zoster and Postherpetic Neuralgia in Japanese Adults Aged 50 Years and Older From a Community-based
Prospective Cohort Study: The SHEZ Study. J Epidemiol. 2015; 25: 617-25.
*2 M.N. Oxman, M.D., M.J. Levin, M.D., G.R. Johnson, et al. A Vaccine to Prevent Herpes Zoster and Postherpetic Neuralgia in Older Adults. N Engl J Med. 2005; 352:
2271-84.
*3 Ultsch, B., Siedler, A.,Rieck, T. et al. Herpes zoster in Germany: quantifying the burden of disease. BMC Infect Dis. 2011; 11: 173.
*4 Stein, A. N., Britt, H., Harrison, C. et al. Herpes zoster burden of illness and health care resource utilisation in the Australian population aged 50 years and older.
Vaccine. 2009; 27: 520-9.
3)入院率
釧路市(北海道)で実施された 60 歳以上における前方視的観察研究(2013~2015 年)22)によると、
帯状疱疹の罹患率は 10.2/千人・年(95%CI, 9.4-11.0)であり、入院を要した帯状疱疹患者は全体の
3.4%(27 人/800 人)で、男性と女性の入院率はそれぞれ 4.8%と 2.7%であった。
また、帯状疱疹の入院率(/10 万人・年)についてイタリアで行われた調査によると、50 歳未満、
50 代、60 代、70 代、80 代以上で、それぞれ 1.31、3.83~5.28、7.19~10.31、14.07~16.99、20.48~
21.55 であった 88)。同じくスペインで行われた調査によると、50 歳未満、50 代、60 代、70 代、80
代以上の入院率(/10 万人・年)は、それぞれ 0.57~1.56、2.17、4.53、9.58、15.74 であった。いず
れの研究においても加齢にともなって入院率が上昇していた 90)。また、オーストラリアで実施され
た調査では年間 10 万人あたりの入院率は 50 代、60 代、70 代前半、70 代後半、80 代以上で、それ
ぞれ 6.1~8.5、13.4~20.4、38.6、60.0、95.8 であった 99)。スウェーデンで行われた調査では 50~60
代の入院率は男女とも 10 未満であったが、70 代では男女とも約 20、80 代以上では男性で約 50、女
性で約 60 であり、加齢ととも入院率は上昇している(図 8 左)24)。
4)死亡率
ドイツで行われた調査では 50 歳以上で帯状疱疹に関連した死亡例は年間に平均 66 人であり、人
口あたりの死亡率は 0.21/10 万人・年と報告されている 91)。また、オーストラリアでは 1997~2004
年に 50 歳以上で帯状疱疹の診断記録があった死亡例は 129 人あり、年間 10 万人あたりの死亡率は
0.27 と報告されている 99)。スウェーデンで行われた調査では性差についての報告があり、50 歳以上
の 10 万人あたりの年間死亡率は男性の 0.26 に対し、女性は 0.67 であった(図 8 右)24)。
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国名
日本 *1
(SHEZ study)
米国 *2
ドイツ *3
オーストラリア *4
HZ:帯状疱疹
PHN:帯状疱 性別
疹後神経痛
年齢(歳)
罹患率
(千人・年)
50-54
55-59
60-64
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
HZ
男女
10.9
9.2
9.6
12.9
12.6
PHN
男女
2.1
1.4
1.3
2.6
4.1
HZ
男女
11.12
10.79
男女
1.38
0.74
男女
a
PHN
HZ
≧95
11.50
2.13
12.58a
13.19a
0.43-1.33 0.05-0.50 0.22-0.76 0.26-0.98 0.35-1.39 0.37-1.70 0.78-2.19 0.96-2.63 0.97-2.39
1.02-2.51
9.60
a
a
6.21
7.59
a
8.94
a
10.70
a
11.34
a
12.15
a
12.53
PHN
男女
HZ
男女
a
9.67
6.52a
8.58a
14.50a
15.61a
PHN
男女
1.45a
0.73a
1.21a
2.35a
3.16a
a. 国勢調査からの推定データ
*1 Takao Y, Miyazaki Y, Okeda M, et al. Incidences of Herpes Zoster and Postherpetic Neuralgia in Japanese Adults Aged 50 Years and Older From a Community-based
Prospective Cohort Study: The SHEZ Study. J Epidemiol. 2015; 25: 617-25.
*2 M.N. Oxman, M.D., M.J. Levin, M.D., G.R. Johnson, et al. A Vaccine to Prevent Herpes Zoster and Postherpetic Neuralgia in Older Adults. N Engl J Med. 2005; 352:
2271-84.
*3 Ultsch, B., Siedler, A.,Rieck, T. et al. Herpes zoster in Germany: quantifying the burden of disease. BMC Infect Dis. 2011; 11: 173.
*4 Stein, A. N., Britt, H., Harrison, C. et al. Herpes zoster burden of illness and health care resource utilisation in the Australian population aged 50 years and older.
Vaccine. 2009; 27: 520-9.
3)入院率
釧路市(北海道)で実施された 60 歳以上における前方視的観察研究(2013~2015 年)22)によると、
帯状疱疹の罹患率は 10.2/千人・年(95%CI, 9.4-11.0)であり、入院を要した帯状疱疹患者は全体の
3.4%(27 人/800 人)で、男性と女性の入院率はそれぞれ 4.8%と 2.7%であった。
また、帯状疱疹の入院率(/10 万人・年)についてイタリアで行われた調査によると、50 歳未満、
50 代、60 代、70 代、80 代以上で、それぞれ 1.31、3.83~5.28、7.19~10.31、14.07~16.99、20.48~
21.55 であった 88)。同じくスペインで行われた調査によると、50 歳未満、50 代、60 代、70 代、80
代以上の入院率(/10 万人・年)は、それぞれ 0.57~1.56、2.17、4.53、9.58、15.74 であった。いず
れの研究においても加齢にともなって入院率が上昇していた 90)。また、オーストラリアで実施され
た調査では年間 10 万人あたりの入院率は 50 代、60 代、70 代前半、70 代後半、80 代以上で、それ
ぞれ 6.1~8.5、13.4~20.4、38.6、60.0、95.8 であった 99)。スウェーデンで行われた調査では 50~60
代の入院率は男女とも 10 未満であったが、70 代では男女とも約 20、80 代以上では男性で約 50、女
性で約 60 であり、加齢ととも入院率は上昇している(図 8 左)24)。
4)死亡率
ドイツで行われた調査では 50 歳以上で帯状疱疹に関連した死亡例は年間に平均 66 人であり、人
口あたりの死亡率は 0.21/10 万人・年と報告されている 91)。また、オーストラリアでは 1997~2004
年に 50 歳以上で帯状疱疹の診断記録があった死亡例は 129 人あり、年間 10 万人あたりの死亡率は
0.27 と報告されている 99)。スウェーデンで行われた調査では性差についての報告があり、50 歳以上
の 10 万人あたりの年間死亡率は男性の 0.26 に対し、女性は 0.67 であった(図 8 右)24)。
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