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総-1○個別事項(その3)について (91 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00219.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第560回 10/20)《厚生労働省》
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悪性新生物により障害者支援施設での生活を継続することが困難であった事例

(論点4参考資料④ )


本人にとって慣れた職員がおり、慣れた環境である障害者支援施設において、訪問診療等が受診できれば、本人・家族の希望する環境
で治療できたと思われるが、それが困難であった事例。
障害福祉サービス等報酬改定検討チーム

<ケース1>
■基本情報
年齢・性別:60代・男性
疾患:胃がん
障害支援区分:区分6
意思表示等:明確な意思表示はわかりにくが、本人が嫌
なことに対する意思表示は可能
家族の状況:両親は死別、妹は健在
現在のキーパーソンは妹夫婦
連携機関:病院(協力医療機関)
計画相談支援事業所

第37回(R5.9.27)
資料2
<ケース2>
■基本情報
年齢・性別:40代・女性
疾患:乳がん
障害支援区分:区分6
意思表示等:慣れた職員には意思表示できるが、不慣れ
な環境・人には意思表示が困難
家族の状況:母親は死別、父親は健在
現在のキーパーソンは父親と叔母
連携機関:病院(協力医療機関)
計画相談支援事業所

■支援経過
■支援経過
・ 通院時に乳がんが判明、乳房切除の手術実施。
・ 体調不良で病院に受診したところ、胃がんが発覚。
・ その後、数年が経過し、通院治療をしていたが、
・ 本人は、知らない人しかいない病院ではなく、施設
徐々に状態が悪化。
からの通院での治療を希望した。
・ 医師からは入院を勧められたが、病院では知らない
・ 通院で医師から指示を受け、施設内では看護師と栄
人ばかりの環境になり、本人にとって自分の病状や
養士が連携して食事や治療の管理等を実施。
快・不快の意思表示等をすることも難しいため、 父
・ 病状悪化により、徐々に本人が動けなくなり、通院
親や叔母、本人を交えて話し合い、施設でできる限り
困難となった。
看てほしいとの希望が示された。
・ 本人と施設職員がキーパーソンである妹を交えて話
・ しかしその後、さらに病状が悪化したため、協力医
し合った上で、協力医療機関の医師にも相談したとこ
療機関の医師に相談したところ、施設では頻回な治
ろ、施設では頻回な治療・ケアに対する対応が困難と
療・ケアに対する対応が困難との判断で入院治療に移
の判断で入院治療に移行し、そのまま病院で死亡した。
行し、そのまま病院で死亡した。

※ ケース1,2ともに、厚生労働省において、障害者支援施設の職員への聞き
取りにより把握

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