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入-3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》
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(6)救急医療管理加算1及び救急医療管理加算2の選択について
 JCSやNYHA等の重症度分類が転帰と相関する傾向にあるものの、こうした重症度
に関わらず加算1又は加算2が選択されている場合があると考えられることを踏まえ、
加算1を算定する場合と加算2を算定する場合の基準を重症度分類に基づき明確化す
べきではないかとの指摘があった。一方で、入院時の重症度分類が軽度であってもその
後重篤な状態になる患者も存在するため、基準を設けるべきではないのではないかとの
指摘があった。
(7)「その他の重症な状態」の患者)
 令和4年度に救急医療管理加算2を算定した患者のうち、「その他の重症な状態」の患



者で多い傷病名は以下のとおりであり、これらの疾患により重篤な状態であれば、「意
識障害又は昏睡」、「救急手術、緊急カテーテル治療・検査又は t-PA 両方を必要とする
状態」、
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」、
「ショック」等、算定対象である他の状態
に該当すると考えられる傷病が多くを占めていた。
「その他の重症な状態」で救急医療管理加算を算定する患者は、重篤な状態であれば他
の状態に該当すると考えられるため、「その他の重症な状態」は分類として不要ではな
いかとの指摘があった。
13-5.短期滞在手術等基本料について
(別添資料⑤ P154~P170)












短期滞在手術等基本料1については、令和4年度診療報酬改定において、評価の見直し
等を行うとともに、短期滞在手術等基本料3の対象手術等のうち、入院外での実施割合
の高いものを対象手術等に追加した。
短期滞在手術等基本料1の算定回数は令和4年度診療報酬改定を経て増加しているが、
届出病院数は届出診療所数に比して増加幅が少なかった。
DPC/PDPS に係る令和5年度特別調査において、短期滞在手術等基本料1の対象手術等
について、術後に外来で経過観察するスペースがないため、1日入院として当日に入退
院させている実態を聴取した。
DPC データによる分析においても、短期滞在手術等基本料1の対象手術等について、1
日入院で実施される例が一定程度存在することが確認された。
入院外での実施が期待される短期滞在手術等基本料1の対象手術等について、入院外で
実施している場合と1日入院として実施している場合とで評価が異なる点については
是正すべきではないかとの指摘があった。
短期滞在手術等基本料3については、令和4年度診療報酬改定において、在院日数や医
療資源投入量が一定の範囲に収斂している手術等を対象手術等に追加した。
短期滞在手術等基本料3の対象手術等は、入院外での実施割合が増加しており、平成 30
年度以降も一定程度算定されていた。
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