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入-3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》
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短期滞在手術等の入院外での実施状況については、設備や人員体制が整備できてい

るかが大きく関わっている。
- 患者や家族の意向等により外来に移行できない状況や病床稼働率等により相対的に
決まっている部分もあり、短期滞在手術等自体の診療報酬上の評価の見直しにより
解決するのは難しいのではないか。
- 日帰り手術として実施可能な手術について、術後の経過観察目的に病床を利用した
上で、1日入院として当日に入退院させる場合がある。
- 入院の必要性については、データの取得が可能であればより詳細な検討を進めるこ
とができるのではないか。
3-3.診断群分類に係る検討について








(別添資料② P99~P105)

診断群分類については、診療報酬改定時に合わせて、最新の診療実態や臨床的知見を踏
まえた見直しを行うとともに、適切な診断群分類の設定に必要な様式1の見直し及び
「DPC/PDPS 傷病名コーディングテキスト」の見直しを行っている。
令和6年度診療報酬改定に向けた診断群分類の見直し作業の基本的な実施方針につい
て確認を行う一方、具体的な作業に当たっては疾患ごとの特性も踏まえつつ、発症時期
等を含む適切な指標による分岐の設定や、そうした分岐の設定が可能となるような様式
1での調査方法を検討する必要があるとの指摘があった。
また、重症度を考慮した評価手法(CCP マトリックス)を導入している診断群分類(脳
梗塞及び肺炎)については、厚生労働省行政推進調査事業「DPC 制度の適切な運用及び
DPC データの活用に資する研究」における検討結果も踏まえ、分類としての妥当性を検
証するとともに、必要な見直しを行うこととされた。
診断群分類の見直し作業については、現在も複数班で検討作業を実施しており、医療資
源の同等性、臨床的類似性等の観点から、ICD コードと傷病名の対応関係の見直しや手
術、手術・処置等の見直し等の対応を検討している。


診断群分類の見直し作業は、令和4年4月~12 月(9ヶ月分)のデータに基づき実施しており、
令和6年度診療報酬改定に向けては、令和4年 10 月~令和5年9月(12 ヶ月分)のデータを用い
て最終的な検証を行う。





3-4.退院患者調査に係る検討について (別添資料② P106~P113)
平成 15 年度の DPC/PDPS 導入以降、DPC/PDPS 導入の影響評価等を行うための調査
(「DPC 導入の影響評価に係る調査」)として、退院患者ごとの診療情報及び診療報酬
請求情報等からなる提出データ(DPC データ)に基づく分析調査(「退院患者調査」)
を毎年実施しており、退院患者調査では把握困難なものについて、必要に応じて別途
「特別調査」を実施している。
退院患者調査の結果については、DPC/PDPS のモニタリングという観点から、一定の集
計結果を毎年中医協総会に「定例報告」するとともに、医療機関ごと・診断群分類ご
との各種集計データについて広く公開することとしている。
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