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入-3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》
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また、医療機関群ごとに期待される機能や役割が異なることを踏まえ、効率性係数に
ついても複雑性係数等と同様に医療機関群ごとの評価としてはどうか、との指摘があ
った。
複雑性係数については、以下のような指摘があった。
- 1日当たり医療資源投入の観点での評価の方が急性期入院医療の評価として妥当で
はないか。
- 「1日当たり」での評価の場合、短期での入院に該当する一部の診断群分類につい
ては適切な評価とならないのではないか。
- 「1入院当たり」での現行の評価手法は入院医療の労力の評価という観点では妥当
性があり、急性期入院医療の評価という観点から、むしろ評価の対象とする医療機
関の基準自体を検討すべきではないか。
<救急医療係数について>
救急医療係数は、緊急入院の対象となる患者の治療では、診断が確定していない等に
より、初期治療や鑑別診断等のために通常の予定入院による診療よりも医療資源投入
量が一定程度多くなることを踏まえ、「入院初期の実際の医療資源投入量と診断群分類
点数表に基づく点数の乖離」を評価している。
救急医療係数については、高度な救急医療の実施や救急車の受け入れ数等を必ずしも
直接的に評価する項目ではないことから、評価の趣旨が明確になるよう、名称の変更
等も含め検討する必要があるとの指摘があった。
<地域医療係数(体制評価指数)について>
地域医療指数における体制評価指数については、5疾病5事業等における急性期入院
医療への評価という観点から、項目ごとの評価を行っている。
令和5年度機能評価係数Ⅱにおいて、体制評価指数の上限値に達する病院の割合は、
大学病院本院群で 11.0%(9病院)、DPC 特定病院群で 5.0%(9病院)、DPC 標準病院
群で 10.0%(150 病院)であった。
また、体制評価指数の上限値の5割以上を取得する病院の割合は、大学病院本院群で
100%(82 病院)、DPC 特定病院群で 88.4%(160 病院)、DPC 標準病院群で 56.4%
(845 病院)であった。
特に大学病院本院群や DPC 特定病院群については、ほとんどの病院で上限値を満たし
ている項目があり、評価項目や実績評価の手法については、医療機関群ごとにあり方
を検討する必要があると考えられた。
令和4年度診療報酬改定においては、第8次医療計画から新たに「新興感染症等の感
染拡大時における医療」が盛り込まれることを踏まえ、体制評価指数における評価項
目に「感染症」を追加した。
「感染症」における評価内容については、第8次医療計画において、令和4年の感染
症法改正により法定化された都道府県・医療機関間での協定締結を通じ、平時から医
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