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10参考資料1 新型コロナワクチンに関する資料 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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る。また、高齢者施設と医療機関の集団感染も増加傾向にあり、感染者数が増加した地
域での重症者や死亡者数の増加がみられる 2。この傾向は小児においても同様で、オミ
クロン株流行後新規感染者数が増加し、痙攣、意識障害、急性脳炎・脳症、クループ症
候群を呈する小児重症患者が増え、基礎疾患のない生来健康であった小児の死亡例も増
えてきている 3-5。
2.

各波の状況ー第 1-7 波までの様子 6
国立感染症研究所が自治体の公表する COVID-19 関連情報を集計したデータ、なら

びに HER-SYS に報告されたデータによる診断日に基づいた症例数と 2020 年の国勢
調査を基準人口とした年齢調整を実施した各波の比較を行っている。それによると、
対象観察期間(2020 年第 3 週~2022 年第 26 週)に報告された 9,299,477 例のうち,
99%以上で性別と年齢層が判明しており、全体では, 性別は男性 50.5%, 女性 49.2%,
年齢別では 20 代が 17.6%で最も多く, 次いで 30 代, 40 代となっていた。流行波別に
みると, 対象観察期間の報告数全体の 78.5%が第 6 波に含まれていた(表Ⅱ-1)。
表Ⅱ-1.2020 年第 3 週~2022 年第 26 週までに報告された新型コロナウイルス感染症
の性別年齢別報告数、人口 10 万人あたりの報告数、年齢調整性差比

流行波ごとに年齢調整性比(女性に対する男性の比, 1 を超えると男性の方が多い)
をみると, 第 1 波から第 5 波までは男性患者が多かったが、オミクロン株が流行した
第 6 波では 0.99 と性差はなかった。年齢群別にみても, 30~60 代では第 5 波まで男性
症例の割合が常に 50%を上回っていたが(54-62%), 第 6 波では 50%を下回った
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