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参考資料 4 (15 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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地域のニーズや利用者の規模に合わせた効率的で最適な交通モードの選択

資料Ⅱ-5-15

○ 鉄道沿線に高速道路、国道が並行して整備され、鉄道利用に拠らずとも車による都市部、近隣部への移動が可能
となっている地域もある。
○ 個別の交通モードごとに、存続か廃止かを二者択一で議論をするのではなく、各交通モードの特徴を踏まえつつ、地
域の交通モード全体として最適化を考えていく必要。
○ バス転換されたJR三江線沿線の川本町で実施されたアンケート調査によると、マイカー利用が交通手段の9割以上と
大半を占めていた。バス転換に際しては、沿線の2県6市町で地域にとって必要な公共交通のあり方が議論され、転
換後も公共交通機関の利用頻度は変わらず、通学・通院への利便性向上や収支率の改善なども見られた。
JR三江線の鉄道からバスへの転換事例

交通インフラの競合(イメージ)

路線バスが重複
江津駅

川平

川戸

因原

石見
川本

江津~石見川本間
鉄道路線の廃線に伴い
代替路線が必要

重複していた路線バス
も効率化

江津駅

病院
高校

川平

川戸

通院・通学
需要にも
新たに対応

道の駅
かわもと

鉄道路線をバスで代替

石見
川本

○鉄道の代替路線として、
江津~石見川本間を運行
するバス路線を新設。
○複数路線を統合し効率化
するとともに、通学・通
院への需要にも対応
(出所)国土交通省資料より財務省作成

沿線の川本町におけるアンケート調査(2019年)
マイカーの利用・保有状況
公共交通機関の利用頻度

(出所)国土地理院資料、H27道路交通センサス、国土数値情報、JR西日本公表
資料から財務省作成

自分で使える車がある
家族や近所の人に頼めば乗せ
てくれる
合 計

80%
14%

JR三江線
全く利用しな
かった

廃止前 廃止後
81%

82%

94%

(出所)JR三江線廃止後の沿線住民の公共交通に対する意識構造 西藤真一
「総合政策論叢」第41号(2021年3月)