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資料2-1 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤による接触皮膚炎(案) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
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https://www.pmda.go.jp/files/000231682.pdf をご参照ください)


(2) アレルギー性接触皮膚炎:薬剤を使っている部位に、はじめは
こうはん

症状がよくなっていても、ある時から痒みや赤み(紅斑)、ぶつぶ
きゅうしん

しんしゅつ え き

つ(丘疹)
、汁(滲出液)などが急にでてくる時は、細菌感染やア
レルギー性接触皮膚炎の可能性があります。重症になると、リン
パ節が腫れたり、全身にひろがったり、熱がでるので、できるだ
け早く医師に相談してください。
(3) 光毒性接触皮膚炎・光アレルギー性接触皮膚炎:薬剤を使った
部位に紫外線を浴びた後にかぶれの症状がでます。痛みと腫れを
やわらげる湿布に含まれるケトプロフェンは、湿布した部位に紫
外線が当たると光アレルギー性接触皮膚炎を起こすことがありま
す。湿布をしたことを忘れた数カ月後でも症状がでることがあり
ます。この副作用はよく知られており、時々起こります。そこで
薬剤をお渡しする時に医師や薬剤師は患者さんに紫外線を避ける
ことをお願いしていますが、そのことを忘れている方や聞いてい
ないと答える方が多いのが現状です。お使いになる患者さんだけ
でなくご家族や介護の方も、この薬剤に限らず薬剤の使い方の説
明書をしっかり読みましょう。そして、わからないことは医師や
薬剤師に聞いてください。
せっしょく じ ん ま し ん

(4) 接触蕁麻疹:接触蕁麻疹はごくまれですが、薬剤を皮膚に使っ
たり、点眼、点鼻した際に起こることが知られています。薬剤を
使った時、すぐに痒くなり塗ったところに蕁麻疹がでた場合は、
そのまま使っていると気分が悪くなったり、息が苦しくなる、最
も重症の場合はアナフィラキシーショックになる可能性がありま
すので、使用を中止し医師に相談してください。
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