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08資料3_後天的な要因による免疫獲得状況への影響を踏まえた予防接種の考え方について (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73851.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第34回 6/19)《厚生労働省》
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対象者の考え方について
○ 令和6年度厚生労働行政推進調査事業費の結果を参考に、治療等の後に追加接種をすることが特に望まれる対
象者の考え方について整理を行った。
背景


HIV感染症や糖尿病などの疾患への罹患や、免疫抑制剤の使用や臓器移植、造血幹細胞移植などの治療等の様々な要因に
より免疫が不十分となる場合があることが想定され、治療等の後に追加接種を特に望まれる対象者について整理が必要。
※同種造血幹細胞移植については、治療により、ドナー由来の血液細胞が患者の体内に生着すると、患者由来である白血病細胞や、予
防接種により免疫を獲得していた患者の免疫担当細胞が免疫学的に排除されていき、移植した造血幹細胞が分化して新たに生じたド
ナー由来の未熟な免疫担当細胞に置換されることが知られており、特に検討が必要。

(令和6年度厚生労働行政推進調査事業費※における検討結果)


同種造血幹細胞移植患者及び非移植治療を行った血液疾患患者、HIV感染症患者の抗体価の比較や、文献レビュー、国内レ
ジストリデータ分析を行った。
○ 臍帯血移植・骨髄移植・末梢血幹細胞移植のいずれの方法であっても、同種造血幹細胞移植後の患者の抗体価は、同種造血
幹細胞移植1年後には移植前と比較して有意に低下し、時間経過とともにさらに低下する傾向が確認された。
○ 一方で非移植治療を行った血液疾患患者の抗体価は、同種造血幹細胞移植後患者の抗体価より高く、HIV感染症患者ではさ
らに高い抗体価が認められていた。
○ また、造血幹細胞移植のうち、同種造血幹細胞移植後患者は、自家造血幹細胞移植後患者に比較して、水痘・帯状疱疹や、
肺炎球菌感染症等の罹患頻度及び重症度がいずれも高かった。


同種造血幹細胞移植患者に対する優先度の高い公的予防接種の再接種に関する研究
研究代表者:福田隆浩(国立がん研究センター中央病院造血幹細胞移植科 科長)

対象者等の考え方について


治療等の後に追加接種をすることが特に望まれる対象者については、治療等の前に有していた免疫担当細胞が消尽
することで抗体価が著減し、治療後の疾病への罹患頻度及び重症度が高い、特異的な治療を受けた患者とすることと
し、具体的には同種造血幹細胞移植後の患者とすることとしてはどうか。
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