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○入院(その5)について-2 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00122.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第499回  11/24)《厚生労働省》
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令和2年度診療報酬改定に向けた入院分科会における検討結果②
入院医療の調査・評価分科会報告書(抄)(令和元年11月6日中医協総会了承)

診調組 入-2参考2
3 . 1 0 . 1

(在院日数が平均から外れた病院)
・診療する疾患群の補正を行った上で算出された病院別の在院日数については、一定の幅は存在するものの、平均に収れんす
ることが望ましい。また、在院日数については、効率的な医療提供の観点から、結果として、経年的に短縮化の傾向が見られて
いる。
・在院日数が平均から外れて短い病院については、必要な医療が提供されかつ在院日数が短い病院がある一方で、急性期医療
が必要な状態である患者への医療が、他の病棟において提供されている可能性もあると考えられる。
・今回の評価分析において、自院の他の病棟種別へ転棟した患者の割合は全体としては4%であったが、その割合が30%を越え
る病院もあったことから、それらの病院における医療の提供状況等について分析を行った。
・在院日数が平均から外れて長い病院については、医療資源投入量が少ないことや、前述の、「手術なし」かつ「手術・処置等1な
し」の症例が占める割合が高い、という視点を加え、DPC/PDPS になじまない可能性のある病院の状況等について分析を行った。

(今後のDPC/PDPS 等作業グループにおける作業の方向性について)
・次に該当する病院について、書面調査や個別のヒアリングなどを通じて、それらの病院で提供されている診療の状況等につい
て、引き続き評価分析を行うこととなった。
ア)医療資源投入量の少ない病院であって、急性心筋梗塞、脳梗塞、狭心症、心不全症例のうち、「手術なし」かつ「手術・処置
等1なし」の症例が占める割合が高い病院
イ)在院日数の短い病院であって、自院他病棟への転棟割合が高い病院

・医療資源投入量の多い病院や在院日数が長い病院についても、制度の趣旨に鑑み、提供されている医療の実態の把握を行
い、評価分析を行うこととなった。

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