よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料1-1】成分情報等 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70651.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第35回 2/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

16.5 排泄

健康成人に3H標識ブデソニド100µgを静脈内投与したとき、
投与後96時間ま
でに投与量の57%が尿中に、
34%が糞中に排泄された6)
(外国人データ)

健康成人に3H標識ホルモテロール37µgを経口投与後直ちに3H標識ホルモテ
ロール16µgを静脈内持続注入
(30分)
したとき、
投与後168時間までに投与放
射能の62%が尿中に、
24%が糞中に排泄された8)
(外国人データ)


16.7 薬物相互作用

16.7.1 健康成人に本剤吸入投与後のブデソニド及びホルモテロール各成分の薬
物動態パラメータは、ブデソニド及びホルモテロールの各単剤を投与(ター
ビュヘイラーを使用)
したときと同様であった10)
(外国人データ)

(カプセル剤)
とケトコナゾール200mgを併
16.7.2 健康成人にブデソニド3mg
用経口投与したとき、
ブデソニドの平均AUCはブデソニド単剤投与時に比べ
て6.8倍上昇した11)。
また、
ブデソニド1,000µg
(加圧式定量噴霧吸入器)
を吸入
時にイトラコナゾール200mgを経口投与したとき、
ブデソニドの平均AUCは
ブデソニド単剤投与時に比べて4.2倍上昇した12)[
。10.2参照]

17. 臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験

〈気管支喘息〉
17.1.1 国内第III相試験
テオフィリン徐放製剤と吸入ステロイド剤を併用中の成人気管支喘息患者346
例を対象とした無作為化二重盲検実薬対照並行群間比較試験において、
本剤
(ブデソニド/ホルモテロールフマル酸塩水和物)
1回1吸入1日2回、
又は対照薬
(ブデソニドとテオフィリン徐放製剤の併用)
1日2回を8週間投与した結果は、
下表のとおりであった13)。
表1 朝のピークフロー値の投与前からの変化量
(L/min)
投与群

症例数

投与前からの
変化量a)

本剤(ブデソニド/ホルモテロール
フマル酸塩水和物)

176

15.2±31.2

対照(ブデソニド+テオフィリン徐
放製剤)

170

6.5±26.2

群間差b)
95%信頼区間
8.76
(2.64, 14.88)

a) 算術平均±標準偏差、
b) 投与前値で調整した平均値の差

副作用発現頻度は、
本剤群で8.0%
(14/176例)
であった。
主な副作用は、
筋痙縮
2.3%
(4/176例)

頭痛及び喘息 各1.1%
(2/176例)
であった。
17.1.2 国内長期投与試験
成人気管支喘息患者138例を対象とした長期投与試験において、
本剤1回1吸
入、
2吸入または4吸入1日2回を52週間投与したとき、
肺機能に関連した評価項
14)。
目の投与前からの推移は下図の通りであった
(図1)
なお、
本試験では、
組み
入れ時のステロイドの用量に応じて本剤1吸入または2吸入1日2回で投与開始
し、
投与開始2週以降は症状に応じて4吸入1日2回まで適宜増減した。

図1 朝のピークフロー値の推移
(平均値±標準誤差)

副作用発現頻度は、
本剤群で31.9%
(44/138例)
であった。
主な副作用は、
発声障
害11.6%
(16/138例)

動悸5.1%
(7/138例)

筋痙縮3.6%
(5/138例)

咽喉頭疼
痛2.9%
(4/138例)
であった。
17.1.3 国際共同第III相試験
成人気管支喘息患者2,091例
(日本人患者400例を含む)
を対象とした無作為化
二重盲検実薬対照並行群間比較試験において、
本剤1回1吸入1日2回を維持療
法として定期吸入することに加えて、
発作発現時
(咳嗽、
喘鳴、
胸苦しさ、
息切れ
等の喘息症状)
に本剤または対照薬
(テルブタリン硫酸塩の吸入剤注1))
を頓用
吸入する治療法を52週間行った。
本剤を維持療法として定期吸入することに加
えて発作発現時に頓用吸入する治療法により、
初回の重症急性増悪までの期間
が有意に延長し
(p=0.0007、
ログランク検定)

初回の重症急性増悪のリスクは
約30%低下した(図2)。また対照群と比較して重症急性増悪回数は少なく
(0.214回/人・年 対 0.307回/人・年)

重症急性増悪を発現した患者の割合に
15)
ついても小さかった
(16.2% 対 22.0%)

図2 初回の重症急性増悪までの期間

副作用発現頻度は、
本剤を維持療法として定期吸入することに加えて発作発現
時に頓用吸入する治療法群で3.9%
(41/1049例)
であった。
主な副作用は、
口腔
カンジダ症及び動悸 各0.5%
(5/1049例)

発声障害及び細菌性上気道感染 各
0.3%
(3/1049例)
であった。
17.1.4 海外第III相試験
外国人の成人及び思春期気管支喘息患者3,394例を対象とした12ヵ月間の無
作為化二重盲検実薬対照並行群間比較試験において、
本剤を維持療法として定
期吸入
(1吸入1日2回)
することに加えて発作発現時
(咳嗽、
喘鳴、
胸苦しさ、
息切
れ等の喘息症状)
に頓用吸入する治療法により、
対照群
(本剤1吸入1日2回の定
期吸入に加えて発作発現時にホルモテロール注2)を頓用吸入)
と比較して、
初回
の重症急性増悪までの期間が有意に延長し
(p=0.0048、
ログランク検定)

初回
の重症急性増悪のリスクは27%低下した。
また、
対照群と比較して、
重症急性増
16)。
悪回数は少なかった
(0.19回/人・年 対 0.29回/人・年)
有害事象発現頻度は、
本剤を維持療法として定期吸入することに加えて発作発
現時に頓用吸入する治療法群で50.2%
(556/1107例)
であった。
主な有害事象
は、
鼻咽頭炎10.1%
(112/1107例)

咽頭炎5.8%
(64/1107例)
及び上気道感染
5.2%
(58/1107例)
であった。
17.1.5 海外第III相試験
外国人の成人及び思春期気管支喘息患者3,335例を対象とした6ヵ月間の無作
為化二重盲検実薬対照並行群間比較試験において、
本剤を維持療法として定期
吸入
(1吸入1日2回)
することに加えて発作発現時
(咳嗽、
喘鳴、
胸苦しさ、
息切れ
等の喘息症状)
に頓用吸入する治療法により、
対照群
(サルメテロール/フルチ
カゾンプロピオン酸エステル配合剤100/500µg/日の定期吸入に加えて発作発
現時にテルブタリン硫酸塩注1)を頓用吸入)
と比較して、
初回の重症急性増悪ま
での期間が有意に延長し
(p=0.0034、
ログランク検定)

初回の重症急性増悪の
リスクは33%低下した。
また、
対照群と比較して、
重症急性増悪回数は少なかっ
17)。

(0.12回/人・6ヵ月 対 0.19回/人・6ヵ月)
有害事象発現頻度は、
本剤を維持療法として定期吸入することに加えて発作発
現時に頓用吸入する治療法群で41.4%
(457/1103例)
であった。
主な有害事象
は、上気道感染5.5%(61/1103例)、咽頭炎5.2%(57/1103例)及び鼻咽頭炎
4.3%
(47/1103例)
であった。
17.1.6 海外第III相試験
外国人の成人及び思春期気管支喘息患者2,309例を対象とした26週間の無作
為化二重盲検実薬対照並行群間比較試験において、
本剤を維持療法として定期
吸入
(2吸入1日2回投与)
することに加えて発作発現時
(咳嗽、
喘鳴、
胸苦しさ、

切れ等の喘息症状)
に頓用吸入する治療法により、
対照群
(サルメテロール/フ
ルチカゾンプロピオン酸エステル配合剤100/1,000µg/日を維持療法として定
期的に吸入し、
発作発現時にテルブタリン硫酸塩注1)を頓用吸入)
と比較して重
症急性増悪回数は少なかった
(0.12回/人・6ヵ月 対 0.16回/人・6ヵ月)
が、

要評価項目である初回の重症急性増悪までの期間に関する対比較において有
意差は認められなかった(p=0.12、国を層としたCoxの比例ハザードモデ
18)。
ル)
有害事象発現頻度は、
本剤を維持療法として定期吸入することに加えて発作発
現時に頓用吸入する治療法群で39.2%
(451/1151例)
であった。
主な有害事象
は、
上気道感染5.6%
(64/1151例)

鼻咽頭炎4.7%
(54/1151例)
及び頭痛3.2%
(37/1151例)
であった。

注1)
テルブタリン硫酸塩の吸入剤は本邦未承認
注2)
ホルモテロールの吸入剤は気管支喘息に対して本邦未承認

〈慢性閉塞性肺疾患
(慢性気管支炎・肺気腫)

17.1.7 国際共同第III相試験
慢性閉塞性肺疾患患者1,293例
(日本人患者312例を含む)
を対象とした12週間
の国際共同無作為化二重盲検実薬対照並行群間比較試験19)において、
本剤2吸
入1日2回投与により、
ホルモテロールフマル酸塩水和物に比して肺機能が有意
に改善した
(表2)


-4-

15 / 51