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総-5-2 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68050.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第639回 12/26)《厚生労働省》
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1.初・再診料
(1)初・再診料、外来診療料の適切な評価(引上げ)
医師の技術料の最も基本となる部分であるとともに、経営原資となるものである。
急激な物価高騰、人件費の上昇など、現下の経済社会情勢にも対応し、医療機関の健
全な経営のために医師の技術を適正に評価し、職員等の人件費や施設費等のコストに
見合った点数に引上げること
(2)同一医療機関における同一日複数科受診の評価
同一医療機関において、同一日に複数の診療科をそれぞれ異なる疾患で受診した場
合、すべての診療科について、初・再診料の区別なく、逓減することなく算定できる
ようにすること
(3)医療 DX のさらなる推進のための評価
医療 DX を行うための費用(導入費、保守・点検料、維持費)は、医療機関にとっ
て大きな負担となっている。また、今後の電子カルテ情報共有システムの導入など、
電子カルテ等の改修に伴う多大な費用負担が発生することから、医療 DX に係る診療
報酬上の評価の見直しを行うこと
(4)かかりつけ医機能のさらなる評価
超高齢社会及び新興感染症対応(ワクチン接種など)のため、地域包括ケアシステ
ムの確立に向け、診療報酬上のかかりつけ医機能をより充実させる必要がある。具体
的には、地域包括診療加算・地域包括診療料、認知症地域包括診療加算・認知症地域
包括診療料、小児かかりつけ診療料における要件を見直すとともに、点数を引上げる
こと
外来管理加算や特定疾患療養管理料等のかかりつけ医機能の評価に係る点数は、対
象疾患への関わりや機能の違いについて中医協で審議した上で導入されたものであ
り、質の高い生活習慣病の治療・管理に貢献してきたことを踏まえれば、これまでの
経緯・運用を軽視するような見直しはすべきではないこと
かかりつけ医は、患者が自由に選択できるものであり、皆保険である日本の優れた
医療保険制度において、その根幹であるフリーアクセスを阻害するような評価となら
ないよう注意が必要であること(受診抑制につながる過度な機能分化やかかりつけ医
の制度化などは導入しないこと)
(5)外来感染対策向上加算の見直し
外来感染対策向上加算は、カンファレンスに年2回、訓練に年1回参加すること、
連携強化加算は年4回感染状況を報告すること、サーベイランス強化加算は JANIS 等
に参加することなど、様々な施設基準等が設定されている。業務の煩雑さや急激な物
価高騰による感染対策費用の増加を考慮すれば、それに見合った適切な評価が必要で
あること

2.入院基本料
(1)入院基本料の適切な評価
急激な物価高騰、光熱費等の高騰に対応するとともに、医療機関の設備投資・維持
管理費用について明確に評価し、多職種協働によるチーム医療の推進を踏まえ、医療

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