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総-5-2 (12 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68050.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第639回 12/26)《厚生労働省》 |
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・算定できない麻酔薬剤料の評価
・その他必要な事項
Ⅱ
具体的検討事項
➢ 医療機関等が直面する人件費や、医療材料費、食材料費、光熱水費及び委託費等と
いった物件費の高騰を踏まえた対応
1.ホスピタルフィーとしての評価
昨今の歯科医療機器や材料価格の高騰、光熱水費、歯科技工委託費や医療廃棄物
処理等の委託費等の上昇は、もはや歯科医療機関の自助努力で対応できる範疇を超
えており、今後も高騰基調が落ち強く見通しが立たない状況にある。特に歯科医療
は歯科技工物といった材料への依存度が大きいことから歯科診療所の経営状況は厳
しい状況にある。コロナ禍以降実施している従来の標準予防策より更に強化した感
染防止対策等による安心・安全で良質な歯科医療提供を継続するためにも、ホスピ
タルフィーである初診料・再診料での評価拡充が不可欠である。
➢
賃上げや業務効率化・負担軽減等の業務改善による医療従事者の人材確保に向けた
取組
2.医療従事者の処遇改善、歯科衛生士等の定着・確保
医療経済実態調査の結果から、歯科衛生士等の給与水準は、一般病院の医療技術
員よりも低い水準にとどまっている。個人立歯科診療所における歯科衛生士の賃上
げの状況は、骨太の方針 2025 でも示された 2025 年春季労使交渉の平均賃上げ率
5.26%には到底及ばず、このままの状況が続けば歯科衛生士等の雇用にも大きな影
響を及ぼすことが懸念される。医療従事者の処遇改善はホスピタルフィーである初
診料・再診料の大幅なプラス改定による対応が必要不可欠である。その際、令和 6
年度改定におけるベースアップ評価料の対応を踏まえ、できる限り簡素で、かつ賃
上げの実効性が確保される仕組みとすべきである。さらに、歯科技工所に勤務する
歯科技工士の処遇は、製作物に対する技術料の評価を通じて、処遇改善に寄与して
おり、製作物に対する技術料の評価の充実を求める。
➢ 「治し、支える医療」の実現
3.歯科診療所と病院歯科の機能分化・連携の強化
歯科診療所と病院歯科との役割分担を明確にし、より高度な歯科医療に関しては病
院歯科がかかりつけ歯科医と連携の上、対応するようあるべき姿を検討すること。
また、歯科における地域医療連携の核となっている歯科併設の病院や歯科標榜のな
い病院と地域歯科医療連携室等との連携機能を評価するとともに、歯科を標榜する病
院が 2 割ほどしかないことから、地域歯科診療所との更なる連携推進は重要であり、
連携の妨げになっている項目を是正し、より推進するよう見直すこと。
4.リハビリテーション、栄養管理及び口腔管理等の高齢者の生活を支えるケアの推進
急性期医療におけるリハビリテーション、栄養管理及び口腔管理等と同様に、回復
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・その他必要な事項
Ⅱ
具体的検討事項
➢ 医療機関等が直面する人件費や、医療材料費、食材料費、光熱水費及び委託費等と
いった物件費の高騰を踏まえた対応
1.ホスピタルフィーとしての評価
昨今の歯科医療機器や材料価格の高騰、光熱水費、歯科技工委託費や医療廃棄物
処理等の委託費等の上昇は、もはや歯科医療機関の自助努力で対応できる範疇を超
えており、今後も高騰基調が落ち強く見通しが立たない状況にある。特に歯科医療
は歯科技工物といった材料への依存度が大きいことから歯科診療所の経営状況は厳
しい状況にある。コロナ禍以降実施している従来の標準予防策より更に強化した感
染防止対策等による安心・安全で良質な歯科医療提供を継続するためにも、ホスピ
タルフィーである初診料・再診料での評価拡充が不可欠である。
➢
賃上げや業務効率化・負担軽減等の業務改善による医療従事者の人材確保に向けた
取組
2.医療従事者の処遇改善、歯科衛生士等の定着・確保
医療経済実態調査の結果から、歯科衛生士等の給与水準は、一般病院の医療技術
員よりも低い水準にとどまっている。個人立歯科診療所における歯科衛生士の賃上
げの状況は、骨太の方針 2025 でも示された 2025 年春季労使交渉の平均賃上げ率
5.26%には到底及ばず、このままの状況が続けば歯科衛生士等の雇用にも大きな影
響を及ぼすことが懸念される。医療従事者の処遇改善はホスピタルフィーである初
診料・再診料の大幅なプラス改定による対応が必要不可欠である。その際、令和 6
年度改定におけるベースアップ評価料の対応を踏まえ、できる限り簡素で、かつ賃
上げの実効性が確保される仕組みとすべきである。さらに、歯科技工所に勤務する
歯科技工士の処遇は、製作物に対する技術料の評価を通じて、処遇改善に寄与して
おり、製作物に対する技術料の評価の充実を求める。
➢ 「治し、支える医療」の実現
3.歯科診療所と病院歯科の機能分化・連携の強化
歯科診療所と病院歯科との役割分担を明確にし、より高度な歯科医療に関しては病
院歯科がかかりつけ歯科医と連携の上、対応するようあるべき姿を検討すること。
また、歯科における地域医療連携の核となっている歯科併設の病院や歯科標榜のな
い病院と地域歯科医療連携室等との連携機能を評価するとともに、歯科を標榜する病
院が 2 割ほどしかないことから、地域歯科診療所との更なる連携推進は重要であり、
連携の妨げになっている項目を是正し、より推進するよう見直すこと。
4.リハビリテーション、栄養管理及び口腔管理等の高齢者の生活を支えるケアの推進
急性期医療におけるリハビリテーション、栄養管理及び口腔管理等と同様に、回復
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