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【参考資料】情報通信機器を用いた精神療法に係る指針_改訂版 (14 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66485.html |
| 出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第12回 12/1)《厚生労働省》 |
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精神療法の前提である対面診療においても、向精神薬等の不適切な多剤・長期処方
が指摘されることがあるが、オンライン精神療法を包含するオンライン診療において
は、その利便性・アクセスの良さにより、さらに不適切な処方・受診行動が惹起され
る可能性がある。精神科領域においては、向精神薬等が処方されることが多く、特に
ベンゾジアゼピン受容体作動薬においては長期もしくは高用量の使用により依存を生
じると考えられており、向精神薬等の不適切な多剤・大量・長期処方は厳に慎むと同
時に、オンライン診療を実施している患者に乱用や依存の傾向が認められないか、細
心の注意を払う必要がある。乱用や依存の傾向が認められる場合には、安全性の観点
から、速やかに適切な対面診療につなげた上で、詳細に精神症状を把握すると共に、
治療内容について再考することが適当である。
(具体的に遵守すべき事項)
(1) 向精神薬等の「診療報酬上、処方日数制限のある医薬品」は慎重に投薬すべ
きであること。特に、過去に向精神薬等の乱用や治療薬依存などの既往歴が
ある患者に対しては十分に注意すること。
(2) 医薬品の転売や不適切使用が疑われるような場合に処方することはあっては
ならないこと。必要に応じ、他院における処方の状況を確認すること。
(3) 向精神薬等の不適切な多剤・大量・長期処方は厳に慎むこと。オンライン診
療を実施している患者に乱用や依存の傾向が認められる場合には、安全性の
観点から、速やかに適切な対面診療につなげた上で、詳細に精神症状を把握
するとともに、治療内容について再考すること。
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が指摘されることがあるが、オンライン精神療法を包含するオンライン診療において
は、その利便性・アクセスの良さにより、さらに不適切な処方・受診行動が惹起され
る可能性がある。精神科領域においては、向精神薬等が処方されることが多く、特に
ベンゾジアゼピン受容体作動薬においては長期もしくは高用量の使用により依存を生
じると考えられており、向精神薬等の不適切な多剤・大量・長期処方は厳に慎むと同
時に、オンライン診療を実施している患者に乱用や依存の傾向が認められないか、細
心の注意を払う必要がある。乱用や依存の傾向が認められる場合には、安全性の観点
から、速やかに適切な対面診療につなげた上で、詳細に精神症状を把握すると共に、
治療内容について再考することが適当である。
(具体的に遵守すべき事項)
(1) 向精神薬等の「診療報酬上、処方日数制限のある医薬品」は慎重に投薬すべ
きであること。特に、過去に向精神薬等の乱用や治療薬依存などの既往歴が
ある患者に対しては十分に注意すること。
(2) 医薬品の転売や不適切使用が疑われるような場合に処方することはあっては
ならないこと。必要に応じ、他院における処方の状況を確認すること。
(3) 向精神薬等の不適切な多剤・大量・長期処方は厳に慎むこと。オンライン診
療を実施している患者に乱用や依存の傾向が認められる場合には、安全性の
観点から、速やかに適切な対面診療につなげた上で、詳細に精神症状を把握
するとともに、治療内容について再考すること。
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