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総-2入院時の食費・光熱水費について(その1) (21 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65672.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第625回 11/7)《厚生労働省》 |
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入院時の食費に係る課題と論点
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入院時の食費の基準額については、食材費等が高騰していることを踏まえ、令和6年6月より、1食当たり30円の引上げ、
また令和7年4月より、1食当たり20円の引上げを実施したが、令和7年4月以降も食材費等の高騰は続いている。
入院時の食費の基準が引き上げられ給食提供等に関して見直したことは、全面委託は「給食委託費を増額した」、一部
委託や完全直営は「給食の内容を変えて経費の削減を行った(食材料を安価なものに変更等) 」がそれぞれ約5割で最
も多かった。
令和6年6月以降、全面委託の約7割、一部委託の約5割の医療機関が、委託事業者から値上げの申し出があり、契約
変更に対応していた。また、完全直営の医療機関の3.6%(22施設)は、給食運営を委託から完全直営に切り替えていた。
嚥下調整食は特別食加算の対象ではないが、必要とする患者は一定数おり、普通食より食材費が高いとの報告がある。
また、見た目を改善し、適切な栄養量を確保した嚥下調整食の提供により、エネルギー摂取量の増加やADLの改善が認
められたとの報告もある。
美味しく安全で適切な栄養量を有する嚥下調整食は、彩り、味のメリハリ、温度、適切な食形態、栄養量を確保する調理
法などの様々な工夫が行われている。
入院患者に提供される食事に関して多様なニーズがあることに対応して、患者から特別の料金の支払を受ける特別メ
ニューの食事を別に用意し、提供した場合は、追加料金の支払いを受けることができる。
約8割の医療機関は、行事食の対応を追加料金なしで行っていた。約2割~3割の医療機関は、選択メニューやハラー
ル食等の宗教に配慮した食事の対応を追加料金なしで行っていた。
【論点】
○ 令和6年6月、令和7年4月の2回の見直し後も、引き続き食材費等の高騰が続いている状況を踏まえ、更なる入院時
の食費の基準額の見直しについてどのように考えるか。
○ 嚥下調整食について、調理にかかる食材費とともに、患者の栄養管理やQOL向上の観点から、評価のあり方について
どのように考えるか。
○ 入院患者の食事に関する多様なニーズを踏まえ、追加料金の支払いを受けることができる内容や1食当たり17円とし
ている標準額について、どのように考えるか。
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入院時の食費の基準額については、食材費等が高騰していることを踏まえ、令和6年6月より、1食当たり30円の引上げ、
また令和7年4月より、1食当たり20円の引上げを実施したが、令和7年4月以降も食材費等の高騰は続いている。
入院時の食費の基準が引き上げられ給食提供等に関して見直したことは、全面委託は「給食委託費を増額した」、一部
委託や完全直営は「給食の内容を変えて経費の削減を行った(食材料を安価なものに変更等) 」がそれぞれ約5割で最
も多かった。
令和6年6月以降、全面委託の約7割、一部委託の約5割の医療機関が、委託事業者から値上げの申し出があり、契約
変更に対応していた。また、完全直営の医療機関の3.6%(22施設)は、給食運営を委託から完全直営に切り替えていた。
嚥下調整食は特別食加算の対象ではないが、必要とする患者は一定数おり、普通食より食材費が高いとの報告がある。
また、見た目を改善し、適切な栄養量を確保した嚥下調整食の提供により、エネルギー摂取量の増加やADLの改善が認
められたとの報告もある。
美味しく安全で適切な栄養量を有する嚥下調整食は、彩り、味のメリハリ、温度、適切な食形態、栄養量を確保する調理
法などの様々な工夫が行われている。
入院患者に提供される食事に関して多様なニーズがあることに対応して、患者から特別の料金の支払を受ける特別メ
ニューの食事を別に用意し、提供した場合は、追加料金の支払いを受けることができる。
約8割の医療機関は、行事食の対応を追加料金なしで行っていた。約2割~3割の医療機関は、選択メニューやハラー
ル食等の宗教に配慮した食事の対応を追加料金なしで行っていた。
【論点】
○ 令和6年6月、令和7年4月の2回の見直し後も、引き続き食材費等の高騰が続いている状況を踏まえ、更なる入院時
の食費の基準額の見直しについてどのように考えるか。
○ 嚥下調整食について、調理にかかる食材費とともに、患者の栄養管理やQOL向上の観点から、評価のあり方について
どのように考えるか。
○ 入院患者の食事に関する多様なニーズを踏まえ、追加料金の支払いを受けることができる内容や1食当たり17円とし
ている標準額について、どのように考えるか。
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