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【資料4】原田参考人資料 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64009.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第10回 9/29)《厚生労働省》
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Powers医師(家庭医)からの回答(以下、AIによる和訳)
重度の精神疾患を持つ患者さんにとって、遠隔診療は課題が多いです。重度持続
性精神疾患(SPMI: Severe Persistent Mental Illness)の初診や、自殺・他害
念慮など急性の精神科救急は、対面で対応するのが望ましいです。遠隔診察では、
微妙な非言語的サインや精神運動興奮、情緒的・身体的苦痛の兆候を観察するの
が難しいためです。さらに、看護師が同席していない限り、身体診察や血液検査
などによる鑑別診断(例:高齢者の尿路感染症によるせん妄など)が十分に行え
ません。
ただし、フォローアップでは、適切な支援者(下記参照)がいる場合、遠隔診療
は有効な手段になり得ます。認知症の患者についても同様で、診断は対面で行い、
フォローアップのみ遠隔で行います。
物質使用障害の患者にとって、遠隔診療はとても有用です。多くの場合、患者が
「現実の生活環境」で(スマホを片手に歩きながらなど)診察を受けるため、そ
の人の生活環境、友人関係、職場の様子などが垣間見え、臨床的安定性や断酒の
状況を把握する手がかりになります。

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山口県立総合医療センターへき地医療支援センター

原田昌範