よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


第6回 健康・医療新産業協議会 資料5 厚生労働省説明資料 (9 ページ)

公開元URL
出典情報 健康・医療新産業協議会(第6回 5/30)《経済産業省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

予防・健康づくりに関する大規模実証事業
【現状・課題】保険者等に対して適切な予防健康事業の実施を促進するため、予防健康づくりの健康増進効果等のエビデンスを確認・蓄積
するための実証事業を実施。

⚫ 施策に反映可能なポジティブな結果や今後の検討につながる課題が得られた事業、事業実施に課題の残る事業があった。
【今後の取組】実証事業により得られた結果の施策への反映、継続したエビデンスの蓄積に取り組む。


【14の実証事業】
●特定健診・保健指導の効果的な実施方法に係る実証事業
●AI・ICT等を活用した介護予防ツール等の効果・普及実証事業
●がん検診のアクセシビリティ向上策等の実証事業(R5年度終了)
●健康増進施設における標準的な運動プログラム検証のための実証事業
●糖尿病性腎症重症化予防プログラムの効果検証等事業(R5年度終了)● 女 性 特 有 の 健 康 課 題 に 関 す る ス ク リ ー ニ ン グ 及 び 介 入 方 法 検 証
のための実証事業(月経困難症等)
●歯周病予防に関する実証事業
●女性特有の健康課題に関するスクリーニング及び介入方法検証
○認知症予防プログラムの効果検証事業
のための実証事業(やせ・低栄養)
○認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業
●食行動の変容に向けた尿検査及び食環境整備に係る実証事業
○複数コラボヘルスを連携させた健康経営の効果検証事業
●健康にやさしいまちづくりのための環境整備に係る実証事業
○心の健康保持増進の効果検証事業
(●:厚生労働省、○:経済産業省)
<施策への反映>
例) ポジティブな結果が得られた事業
➢ アウトカム評価に基づく特定保健指導が従来の保健指導と同等程度の有効性を示唆

➢ 令和6年度から開始する特定保健指導においてアウトカム評価を導入

➢ 糖尿病性腎症重症化予防プログラム介入集団では、介入後にHba1c等の検査と糖尿
病治療薬の処方の実施割合が増加。また、プログラムによる継続受診率が増加。

➢ 対象者の選定や受診勧奨の方法等について、令和5年度にプログラムや
それに基づく手引きへ反映

例) 今後の検討につながる課題が得られた事業
➢ ICTを活用した継続的な勧奨による行動変容や、歯科健診による歯周病の改善効果
が示された一方、忙しい就労世代や無関心層への訴求等について課題が見られた。

➢ ターゲットを限定し、令和5年度より「就労世代の歯科健康診査等推進
事業」を実施し、継続してエビデンスを蓄積

➢ やせ女性に対する健康情報の提供による介入効果はないことが示された。大規模
データ解析では、低BMI女性と低出生体重児出産リスクの関連が見出された。

➢ やせ女性に対しては別の観点からのアプローチが必要なことが明らか
になったため、施策や介入方法について従来と異なる視点から検討を
進める。

例) 事業実施に課題が残る事業
➢ 月経困難症等のハイリスク者に対する介入ツールについての有効性について、受診
行動や知識の変化等の指標を用いた効果検証
⇒新型コロナの影響等により参加者数を十分に確保できなかったため、評価不能。

➢ 継続してエビデンスを蓄積

8