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資料16 省力化投資促進プラン(案)小売業 (17 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html
出典情報 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》
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優良事例と効果的な省力化投資の事例

1.2 優良事例と効果的な省力化投資のポイントの
収集と整理(モデル化)

○ 食料品スーパーマーケットでは、商品の受発注や商品管理等の店舗運営に大きく人手・時間を要しており、
DX化等を通じた省力化が急務。
事例1:株式会社ベイシア(群馬県)における
青果物の受発注業務の省力化

事例2:株式会社バロー(愛知県等)における
惣菜の受発注業務の省力化

【取組】
➢ 青果物の需要をより精緻に予測すべく、店舗内にAIカメラを設
置。過去の販売実績、天気、曜日などに加え、来店者の店内
での購買行動パターンに関する情報を収集・分析、これらを基
に生産者に出荷を発注する青果物の種類や数量を決定。

【取組】
➢ 惣菜の受発注に係る工場・店舗双方の業務を効率化すべく、
AI需要予測モデルを導入。来店客数予測には、店舗データ
(POS データ、賞味期限、キャンペーン情報等)に加え、人流や気
象のビッグデータを活用。

➢ 産地から出荷する青果物の外装にはQRコードを貼り付け。それ ➢ AI需要予測に基づき、納品3日前に工場に自動発注。その
後の発注修正作業は行わない(従来は頻繁に修正作業を実施)。
を入荷・検品過程で読み込むことにより、商品の目視確認作
業やデータの手入力作業を削減。
【効果】
➢ 工場では、従来の見込み生産から受注生産への変更が可能に。
【効果】
→ 仕掛品在庫の廃棄、緊急生産の業務を縮減。
➢ より正確な需要予測に基づく商品
の発注とQRコードによる情報管理
➢ 店舗では、従業員の経験と勘に頼った発注業務が不要に。
→ 作業負荷の軽減
→ 発注業務負担の軽減(発注責任者の精神的負担も軽減)
→ 在庫情報の見える化
→ 廃棄や値引販売に係る業務も減少(→利益率も向上)
→ フードロス削減効果も

➢ AIカメラの設置により、店舗内の
状況をリアルタイムで確認すること
が可能に
→ 店舗管理者の店舗巡回の
業務負担も軽減

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