訪問看護師の働く状況
訪問看護師の処遇改善に向けた活動や十分な人員の確保など、安心して働くための環境整備が必要です。
訪問看護師の処遇について、訪問看護の年齢階層で最も多い 40 歳代後半の看護師は一般産業に比べ約
9.6 万円安く（図表 13)、さらに訪問看護師の月額賃金は、病院勤務と比べ約 1.8 万円低くなっています（図
表 14）。また、ステーションは、5 人未満の小規模事業所が半数以上となっており（図表 15）、1 人の看護職
員の 1 か月の訪問回数は小規模であるほど少なく（図表 16）、24 時間対応が難しい状況にあります。

図表 13 年齢階層別月額賃金（看護師・産業計（大卒））
60.0 (万円)

図表 14

55.1
51.6

55.0

病院

48.8

50.0
40.9

40.0

34.8

36.1

35.5

36.9

39.2

39.8

39.0
訪問看護

31.5

ステーション

35.4

30.0
27.2

25.0

367,775

(n=149)

31.9

（万円）

20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳

看護師

350,000

360,000

370,000

380,000

390,000

産業計（大卒）
出典：日本看護協会 2021 年看護職員実態調査

出典：令和 6 年賃金構造基本統計調査

図表 15

386,046

(n=4,287)

44

45.0

35.0

税込み給与総額

看護職員規模別の訪問看護ステーション数（割合）

図表 16 看護職員 1 人当たりの平均訪問回数

（１か月当たり）

の推移

※看護職員数は常勤換算数
※n=11,468

出典：第 549 回中医協総会資料(令和 5 年 7 月 12 日)

出典：第 7 回新たな地域医療構想等に関する検討会 資料

8