よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


2040年に向けた訪問看護のビジョン-地域での暮らしを支えるために-(案) (4 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/assets/homonkango_vision_202504.pdf
出典情報 2040年に向けた訪問看護のビジョン-地域での暮らしを支えるために-(案)(4/25)《日本看護協会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2040 年に向けて、訪問看護が目指す姿
1992 年に、訪問看護が制度化され 33 年が経ちました。以来、訪問看護に様々な使命が求められてきました
が、特に重要な課題は、全ての地域で 24 時間 365 日、必要な質の高い訪問看護サービスを提供する仕組み
をつくることです。
この目的を中心に据えて、2040 年に向かって訪問看護事業所の目指すべき方向の一つは、訪問看護の基
盤強化です。すなわち、人材確保、そして事業所の規模拡大(地域の特性によっては、事業所間・関係機関との
連携・協働も含めた規模拡大)と訪問看護師が安心して訪問看護を提供できる環境整備とその支援です。
また、全世代の多様なニーズへの対応の必要性は一層高まっており、訪問看護の機能拡大を図らなければなり
ません。そのためには、ICT の活用や訪問看護 DX の推進も課題です。さらに、訪問看護が訪問看護ステーション
(以下、ステーション)を核に多職種と連携し、看護小規模多機能型居宅介護(以下、看多機)や療養通所
介護等の必要な医療・介護サービスを包括的に支援できる体制整備を図る必要があります。
今後、医療ニーズが高い方や終末期にある方の地域での療養生活の継続を支援するには、訪問看護サービス
の質を向上するとともに、地域包括ケアシステムをさらに深化・推進していく必要があります。国民が自らに合った訪
問看護事業所を選択できるような情報提供と制度の理解への支援、多職種や医療機関、行政との連携、疾病
予防のための看護の実践などが求められます。また、訪問看護サービスの提供の充実・拡大に向け、訪問看護事
業所は関係団体と協力し、地域のニーズに即した提言や要望活動を引き続き行っていくことが重要です。
これらを踏まえ、「2040 年に向けた訪問看護のビジョン」を作成しました。

3