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2040年に向けた訪問看護のビジョン-地域での暮らしを支えるために-(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/assets/homonkango_vision_202504.pdf
出典情報 2040年に向けた訪問看護のビジョン-地域での暮らしを支えるために-(案)(4/25)《日本看護協会》
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訪問看護の質評価の推進

・訪問看護の質の向上には、事業所の体制(人員体制、サービス提供体制等)を評価する「ストラクチャー評価」とケ
アの実施について評価する「プロセス評価」、利用者の状態を評価する「アウトカム評価」が重要である。訪問看護事業
所が、個別ケアの評価、看護師の評価、事業所の評価、事業所を含むシステム(利用者を取り巻くサービス群)の
評価、地域全体の評価と、視点を広げて検討でき、また、自己評価に加え、第三者評価を導入するなど、PDCA サイ
クルを回し、質の向上ができるよう取り組む。

関係団体等の役割
・関係団体は、看護基礎教育機関や医療機関と協働して、新卒訪問看護師の育成に関する効果や課題を明確にし、
今後の継続的な学習体制整備を行う。
・研修を企画・実施する行政や関係団体等は、不足している中堅層(次期管理者クラス)向け研修の充実を図ると
共に居住地や時間帯の制約を受けずに受講しやすい研修体制を構築する。
・地域において関係者と連携し、利用者の複雑で多様なニーズに適切に対応するために、訪問看護事業所や管理者
には一層高い役割が求められている。研修機関(訪問看護関係団体)においては、管理者に向けての研修は不可
欠であると位置づけ、管理者研修を体系的に学びやすいようなプログラムを提案し実施する。
・関係団体は、訪問看護事業所及び訪問看護の質を担保・向上するために、具体的な方法の提示などの支援を行う。
また、客観的で具体的な他者評価、第三者評価の取り組みを推進する。
・医療情報基盤と介護情報基盤を含む全国医療情報プラットホームにおいて、訪問看護 DX が位置づけられ、訪問看
護データの蓄積により、国民に資する形でケアの質向上が図られるよう推進する。

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