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参考資料3 外来医療に係る医療提供体制の確保に関するガイドライン (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24497.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 外来機能報告等に関するワーキンググループ(第7回 3/16)《厚生労働省》
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はじめに

1-1 外来医療に係る医療提供体制の確保に関する考え方
○ 外来医療については、
・ 地域で中心的に外来医療を担う無床診療所の開設状況が都市部に偏って
いる
・ 診療所における診療科の専門分化が進んでいる
・ 救急医療提供体制の構築、グループ診療の実施、放射線装置の共同利用等
の医療機関の連携の取組が、地域で個々の医療機関の自主的な取組に委ねら
れている
等の状況にある。


今般、医師偏在の度合いが指標により示されることに伴い、地域ごとの外来
医療機能の偏在等の客観的な把握も可能となる。この情報を、新たに開業しよ
うとしている医療関係者等が自主的な経営判断に当たって有益な情報として
参照できるよう、可視化して提供することで、個々の医師の行動変容を促し、
偏在是正につなげていくことを基本的な考え方としている。



その際、地域ごとの疾病の構造や患者の受療行動などの地域の特性を示す
より詳細な付加情報等を加えることや患者のプライバシーや経営情報等の機
微に触れる情報を除くことなどを行うため、可視化する情報の内容について
地域の医療関係者等と事前に協議等を行うことが必要である。



加えて、地域における救急医療提供体制の構築、グループ診療の推進、医療
設備・機器等の共同利用等の、充実が必要な外来機能や充足している外来機能
に関する外来医療機関間での機能分化・連携の方針等についても、協議を行い、
地域ごとに方針決定を行うことが有益である。

1-2 外来医療計画の全体像
○ これまでは、医師偏在の状況を表す指標として、主に人口 10 万人対医師数
が用いられてきたが、人口 10 万人対医師数は医師の偏在の状況が十分に反映
された指標ではなかった。今般、医療需要及び人口・人口構成とその変化や患
者の流出入等を反映するなど、現時点で入手可能なデータを最大限活用し、医
師の偏在の状況を全国ベースで客観的に示す指標として、医師偏在指標を定め
ることとした。医師偏在指標は、これまでよりも医師の偏在の状況をより適切
に反映する指標として、医師偏在対策の推進において活用されるものである。
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