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参考資料4 がん検診Shared Decision Making(SDM)運用マニュアル2022年度版 (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34640.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第39回 8/9)《厚生労働省》
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表 9. がん検診版 5A Framework
5A Framework

内容
・優先的に解決すべき問題を特定する

ASSESS

評価

・患者(受診者)の⽴ち位置を確認する(受診予定、未受診、受診延期など)
・受診する意思はあるか。未受診の理由
・がん検診/精密検査の⽅法(推奨される⽅法、不明な⽅法)

ADVISE

助⾔

・がん検診/精密検査の利益・不利益
・科学的根拠の限界(不確実性)
・代替案の提⽰(推奨される⽅法と⽐べる)
・患者(受診者)の健康意識や価値観、優先度を知る

AGREE

同意

・検診(精密検査)を受ける意味を説明する
・検診(精密検査)の誤解をとく
・検診(精密検査)を受けられる機関を紹介する

ASSIST

⽀援

・検査の特徴や受け⽅などを説明する
・検査に関する疑問があれば⽀援することを保証する
・精密検査受診⽇リマインダー

ARRANGE

調整

・検査後⾝体状況の確認
・次回検診、サーベイランス確認

表 10. 大腸がん精密検査未受診者向け 5A Framework
5A Framework

便潜⾎検査陽性者
・できるだけ早い時期に精密検査を受ける

ASSESS

評価

・未受診(受診予定なし)
・精密検査を受診しない理由
・精密検査としてTCSを勧める
・TCSの利点(発⾒率が⾼い)とリスク(偶発症)を説明する

ADVISE

助⾔

・TCSを実施しても⾒逃しはありうる(偽陰性、中間期がん)
・代替案(CTC)の提⽰
・代替案(CTC)の利点(発⾒率が⾼い)とリスク(偶発症、被ばく)を説明する

AGREE

同意

ASSIST

⽀援

・精密検査としてTCS/CTCのどちらを受けるか
・便潜⾎検査陽性の原因を説明する
・精密検査を受けられる医療機関を紹介する
・TCS/CTC検査の特徴や受けるための準備を説明する
・疑問があればいつでも相談を受ける
・精密検査前⽇に検査⽇のリマインダーを送る

ARRANGE

調整

・検査後に⾝体状況を確認する
・精密検査の結果を確認する
・継続検診/サーベイランスを勧める
TCS:全⼤腸内視鏡、CTC:⼤腸コロノグラフィ

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