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【参考資料6】検討を要する福祉用具について (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
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検討の視点

提案の概要

【有効性】続き
○実証データを示している。
・対象 ・方法
・指標 ・結果
・結果に基づいた
提案となっている。
※機能訓練の効果について
は、心身機能に関する効果
のみではなく、活動や参加
に資するものを示している
こと。

【評価指標】
○介助者による入浴記録と当該機器の利用評価を実施
・機能自立度評価法(FIM)を参考とした入浴評価指標
○取得データの項目
(1)各入浴方法における介助時間・消費カロリー・脈拍の記録
※一部データは、利用者と介助者に装着したウェアラブ
ル機器から取得
(2)当該機器の主観的評価(福祉用具満足度評価QUEST)

構成員の意見

【評価方法】
○取得したデータから入浴前後の変化を比較し、定量化
・現行の入浴3回(ベースライン)、当該機器を使用した
入浴3回、計6回入浴
・介助者による入浴記録と当該機器の利用評価を実施

【モニター評価期間】
・2022年9月中旬~2023年1月中旬
【調査結果】
○入浴時間の変化
・入浴時間は全体として、機器利用により増加する傾向がみ
られた

〇実証計画は、事前提出されたが、統計学的な検討を可能と
するだけの人数が集まっていない。

○機器利用により時間が増加する理由について、「モニタ
ー評価結果報告」では、「介助なく身体を温めることが
できるため温浴時間が長くなった」との説明があり、「
気持ちよかったので長く湯船に浸かっていた」とあるが、
これは主観に基づく意見であるため、「自立の支援」とし
ての効果ではないのではないか。
〇入浴時間を効果として用いるためには季節や気温など、
実証時の環境要因によっても変化するのではないかと考え
られ、これらの要因を統制するためにも客体数を増やす必
要がある。
○利用者の動作負担の変化
・消費カロリーでは、減少2名(うち微減1名)、増加3名
(うち微増2名)となった

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