よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5 「薬学実務実習に関するガイドライン」の見直しについて (26 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/45/giji_list/mext_00001.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 新薬剤師養成問題懇談会(第22回 3/15)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

F-3-3 医療安全の実践
学修目標
1)

大学(参考)

自らのヒヤリハット事例などを振り返り、医療現場の (1)ヒューマンエラーと組織的なリスク 【1), 2)】
・医療安全の概念
安全の向上に努める。
(2)医療安全確保のための改善を目的とした報告・事例(インシデント・アクシデント事例等)の把握
・医療安全の事例検討
【1), 3)】
(3) 医療安全管理者(リスクマネージャー)の役割と、医療安全対策に関するマニュアル・指針の把握
【1), 2)】
(4)医療事故発生時の対応(報告・連絡・相談等)と記録の方法 【1), 3)】
(5)医薬品の安全管理体制(未承認・禁忌・適応外医薬品の使用に関するモニタリングを含む医薬品
安全管理責任者等の役割) 【1), 2)】
(6)多職種連携における各職種の医療安全業務内容と役割 【1), 2)】

2) 医療に関するリスクマネジメントにおける薬剤師の責
任と義務を把握し、医療現場での患者安全の原則と
概念、安全を確保する体制や具体的な方策を説明
する。

3)

学修事項

標準的な実習内容(例示)
薬局

病院

・自らのヒヤリ・ハット事例の報告、振り返り、分析、提
案経験

・自らのヒヤリ・ハット事例の報告、振り返り、分析、提
案経験
・組織的な医療安全業務の事例経験
・薬局における医療安全管理体制の確認とモニタリング ・組織的な医療安全業務の経験
経験
・医療安全管理事例(適応外使用など)の管理、モニタリ
・組織としてのインシデントアクシデント事例の収集、分 ング経験
析経験
・組織としてのインシデントアクシデント事例の収集、分
析経験

(1)ヒューマンエラーと組織的なリスク 【1), 2)】
(3) 医療安全管理者(リスクマネージャー)の役割と、医療安全対策に関するマニュアル・指針の把握
【1), 2)】
(5)医薬品の安全管理体制(未承認・禁忌・適応外医薬品の使用に関するモニタリングを含む医薬品
安全管理責任者等の役割) 【1), 2)】
(6)多職種連携における各職種の医療安全業務内容と役割 【1), 2)】

医療過誤やインシデント・アクシデント事例を収集し、 (2)医療安全確保のための改善を目的とした報告・事例(インシデント・アクシデント事例等)の把握
要因を解析した上で、発生時や対応時における法的 【1), 3)】
措置(刑事責任・民事責任)を理解し、医療環境に合 (4)医療事故発生時の対応(報告・連絡・相談等)と記録の方法 【1), 3)】
わせた適切な対応と予防策を検討する。

F-3-4 医療現場での感染制御
学修目標
1)

感染症を発生させない環境整備等に努め、感染源
や媒介者にならない等、感染予防や健康管理に留
意して行動する。

学修事項
(1) 標準予防策(手指衛生、個人防護具(手袋・マスク等)の適切な使用) 【1), 2)】
(2)代表的な感染症の予防策の把握と適切な消毒薬の選択と使用【1), 2)】
(3) 感染症発生時及び針刺し事故等の事例発生時における初期対応 【1), 3)】
(4)施設内の感染症発生時の報告ルート、感染症法等を踏まえた保健所等への報告【1), 3)】
(5)施設内の感染制御管理体制と感染制御における多職種連携 【1),2),3)4)】

2)

標準予防策を理解、実践し、感染経路別の予防策を (1) 標準予防策(手指衛生、個人防護具(手袋・マスク等)の適切な使用) 【1), 2)】
実施する。
(2)代表的な感染症の予防策の把握と適切な消毒薬の選択と使用【1), 2)】
(5)施設内の感染制御管理体制と感染制御における多職種連携 【1),2),3)4)】

3)

感染症が発生したときの対応を理解し、感染拡大し (3) 感染症発生時及び針刺し事故等の事例発生時における初期対応 【1), 3)】
ないよう感染制御に努める。
(4)施設内の感染症発生時の報告ルート、感染症法等を踏まえた保健所等への報告【1), 3)】
(5)施設内の感染制御管理体制と感染制御における多職種連携 【1),2),3)4)】

4) 新興・再興感染症に対して、最新の知見や行政の対 (5)施設内の感染制御管理体制と感染制御における多職種連携 【1),2),3)4)】
応に基づき、医療提供体制の役割等を把握した上 (6)新興・再興感染症等に対する対応 【4)】
で、感染制御を理解する。

大学(参考)

標準的な実習内容(例示)
薬局

・自らの健康管理に対する意識(自 ・施設内の感染源確認と感染予防対策の実施経験
分と患者の身を守る)
・手洗い、ガウンテクニック
・標準予防策の実践経験
・院内感染の事例と消毒薬調製
・感染症発生時の対応シミュレーション

病院
・施設内の感染源確認と感染予防対策の実施経験
・標準予防策の実践経験
・感染症発生時の対応シミュレーション