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資料5 「薬学実務実習に関するガイドライン」の見直しについて (25 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/45/giji_list/mext_00001.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 新薬剤師養成問題懇談会(第22回 3/15)《文部科学省》
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F-3 医療マネジメント・医療安全の実践
F-3-1 医薬品の供給と管理
学修目標
1)

流通状況を踏まえ、医薬品の供給及び管理を適切
に実施する。

学修事項

大学(参考)

標準的な実習内容(例示)
薬局

(1)医薬品の発注、供給、保管、廃棄、記録及びその手続きと在庫管理 【1)】
・特別な注意を必要とする医薬品の ・医薬品の供給業務の経験
(2)特別な注意を要する医薬品(劇薬、毒薬、麻薬、向精神薬、覚醒剤原料、ハイリスク薬、抗悪性腫 取り扱い
・特別な注意を要する医薬品の管理経験
瘍薬、特定生物由来製品、放射性医薬品等)の管理と取扱い 【1)】
・医薬品の供給、流通の把握
・薬局製造販売医薬品の製造と販売、品質管理経験

病院
・医薬品の供給業務の経験
・特別な注意を要する医薬品の管理経験
・院内製剤の製造と品質管理経験

2) 市販されている医薬品では対応できない場合の医薬 (3)院内製剤、薬局製造販売医薬品等の品質管理と取扱い 【2)】
品の調製、使用、品質管理等について説明する。

F-3-2 医薬品情報の管理と活用
学修目標

学修事項

1) 医療環境に応じて医薬品の情報源や情報媒体を把 (1)医療機関や地域の特性等を考慮した医薬品の情報源・情報媒体の選択と利用 【1)】
握し、利用して、網羅的かつ最新の医薬品情報を収 (2)医療環境に応じた医薬品情報の伝達と周知、その方法 【1)】
集し、医療機関や患者集団への情報の適合性や必
要性を考慮する。また、根拠に基づいた適切な評価
及び目的に応じた加工を行い、医薬品情報の提供、
発信(伝達)を行う。
2)

医療における安全性情報の収集に努めるとともに、 (3)医薬品の安全性情報の収集と報告及び緊急情報(安全性情報、回収・製造中止情報等)への対応
安全性情報や回収情報等に対して医療環境に応じ 【2)】
て迅速に対応する。

3) 報告されている種々の医薬品に関する情報を整理、 (4)医療現場におけるEBMの実践、ビッグデータの活用【3),4)】
統合して、臨床で有益な知見を新たに構築して提供 (5)有効かつ安全で経済的な医薬品の使用方針と、医薬品の適正な採用、採用中止等の流れ 【 3)】
する。
4)

適切な医薬品情報及び有害事象情報等に基づき、
医療環境に応じた医薬品適正使用を推進し安全対
策を立案する。

(4)医療現場におけるEBMの実践、ビッグデータの活用【3),4)】
(6)医薬品適正使用の推進と安全対策の立案【 4)】

5)

医療環境に応じた医薬品使用基準について理解し、 (7) 医療機関等における標準的な薬剤選択の方針(フォーミュラリ)【5)】
有効かつ安全で経済的な医薬品の採用、使用等に
ついて説明する。

大学(参考)
・医薬品評価(後発医薬品、新薬評
価、フォーミュラリなど)
・安全性情報報告シミュレーション
・疑義照会シミュレーション

標準的な実習内容(例示)
薬局
・薬局内および医療機関との安全性情報の共有と管
理、対策立案経験
・安全性情報報告経験
・後発医薬品採用に関わるEBMの実戦経験
・施設での医薬品関連情報(新薬、後発医薬品など)の
作成、提供経験
・医師からの問い合わせ対応経験

病院
・病院および医療従事者を対象とした安全性情報の管
理、対策立案経験
・安全性情報報告経験
・医薬品の採用に関わるEBMの実践経験
・施設での医薬品関連情報(新薬、後発医薬品など)の
作成、提供経験
・医師からの問い合わせ対応経験