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参考資料3 第1回検討会議事要旨、議事録 (33 ページ)

公開元URL https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/koreisha_hinan_follow-up/index.html
出典情報 令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォーロアップ会議)(第2回 2/24)《国土交通省・厚生労働省》
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ほども説明しましたが、水害や土砂災害は地震とは異なって、発災までにリードタイムが
あるため早めの避難が原則です。避難するに当たって、平時から利用しているエレベータ
ー等を活用することで、利用者の身体的負担や避難支援者の労力軽減などをすることがで
きます。
一方で、停電した場合にはエレベーターが使えなくなりますので、それに備えた対応と
して停電時でも使えるものとして階段昇降機やスロープ、また、停電に備えて非常用発電
機を用意することや、
人力で施設利用者を移動させる場合には、必要な階段幅を確保して、
複数の人間で持ち上げたりすることができるようにすることが必要であるといったことを
紹介しております。
いずれにせよ、避難に必要な設備については、施設利用者や避難支援者の身体的負担や
避難に要する時間を考慮して、施設の特性に合わせたものを選択する必要があります。
第5章の説明は、以上です。
【座長】

ありがとうございます。では、第5章について御質問、御意見のある方はお

願いいたします。
こういった設備の場合は、かなり補助金、補助制度等もあるんですけど、物品の場合に
はなかなか補助制度がないというところも課題になっているとお聞きしていますが、この
ような移動のために必要な物品というのは、やっぱり補助制度の対象は難しいんですかね。
【事務局】

そうですね、今委員がおっしゃられたように、物品という形になってしま

うと様々な視点があると。厚労省だけではなくて内閣府さんであったり消防庁さんであっ
たり、いろんな視点があるとは思いますが、なかなか物品というと、いずれ使ってしまう
消耗品という扱いで、なかなか国の補助というのはどこまでできるのかという論点はある
と思います。
一方で、エレベーターとか非常用発電機とかスロープなどは、今日の当方から出させて
いただいた災害対策の整備全体の中でこういうことも取り組んでいるという支援もござい
ますので、そういった中でしっかり取り組んでいただくのと、あと実は、介護の施設に関
しましては、開設準備支援ということで、開設準備の際にいろいろ必要な物品を取りそろ
えるということはこの支援の中で可能でございますので、そういった防災・減災の観点も
含めた開設というのは当然、事業者さんが考えられていますので、そういった中でもその
支援も使っていただけるというのを、もっと我々も広めていかなくちゃいけないと思いま
すし、事業者さんのほうでもうまく使える制度というのを使っていただけるように、お互

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