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03【資料1-1】新型コロナワクチンの接種について (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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2.本日の論点:
【2】小児(5~11歳)のオミクロン株対応2価ワクチン等の追加接種について①
まとめ


わが国では、5~11歳に対する新型コロナワクチンの初回接種を2022年2月より、追加接種(従来型)を2022年9月よ
り、それぞれ開始している。
2月8日の予防接種基本方針部会において、子ども(5~11歳)や乳幼児(6ヶ月~4歳)は、接種開始からの期間が短
いため、接種期間を延長すべきとの方針が取りまとめられた。



わが国では、ファイザー社の小児(5歳~11歳)のオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種について、
臨床試験における有効性及び安全性に関する成績等を踏まえ、2月28日に薬事承認された。



有効性に関して、従来型ワクチンの追加接種に係る知見であるが、米国の報告によると、オミクロン株流行下において、
5~11歳の小児に対する従来型ワクチンの追加接種により、新型コロナワクチン非接種者と比較し、接種後3か月未満で
55%、接種後3-5か月で53%の発症予防効果が報告されている。



安全性に関して、米国において、5~11歳の小児におけるオミクロン株対応ワクチン(BA.4-5対応型)の接種後1週間の
局所反応、全身反応の頻度は、それぞれ67.8%、48.9%であったと報告されている。
また、従来型ワクチンに関するものであるが、我が国における5~11歳における追加接種に係る副反応疑い報告の状況か
ら、現時点においては、ワクチンの接種体制に影響を与えるほどの重大な懸念はないとされている。



諸外国における5~11歳の小児に対するオミクロン株対応2価ワクチンの状況については国によって異なるものの、ハイ
リスク児に対しては全ての国で接種を推奨しており、さらに米国、カナダ、フランス、イスラエルでは全ての小児に対して
接種し得るとしている。

事務局案


今般、薬事承認されたファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の5~11歳に対する追加接種につい
て、2023年度以降の接種方針に関する議論や、ワクチンの有効性及び安全性に関する知見等を踏まえ、特例臨時接種に位置
づけることとしてはどうか。
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