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03【資料1-1】新型コロナワクチンの接種について (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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【1】今後の接種について
(3)小児に対する接種について



オミクロン株対応2価ワクチンの有効性、安全性及び諸外国等の状況について

5~11歳の小児における従来型ワクチンの追加接種の有効性(感染予防効果)

疫学研究

5-11歳の小児におけるファイザー社従来型ワクチンの3回目接種による感染予防効果は、新型コロナワクチン非接
種者と比較し、接種後3か月未満で55%、接種後3-5か月で53%であったと報告されている。

Khan et al1(JAMA Network Open, 2022)
研究内容:米国の薬局チェーンにおいて2021年11月2日から2022年9月
30日の期間に新型コロナウイルスのPCR検査を受けた5-11歳の小児が
対象※1 。薬局の電子医療記録を使用して、検査陽性例を症例、検査陰性例
を対照に設定し、デルタ株流行期及びオミクロン株流行期※2におけるファ
イザー社従来型ワクチンの2回、3回接種による感染予防効果※3を分析し
たテストネガティブデザインの症例対照研究。

5-11歳の小児に対するファイザー社ワクチンの
2回、3回接種による感染予防効果

結果:計160,002名の小児が解析された。オミクロン株流行期における
ファイザー社従来型ワクチンの2回、3回接種による感染予防効果※4は、
非接種者と比較し、以下の通りであった。
 2回接種後3か月未満:39% [95%CI: 36ー42]
 2回接種後3ー5か月:-4% [-10ー2]
 2回接種後6-8か月:2% [-5ー8]
 2回接種後9か月以上:-2% [-32ー20]
 3回接種後3か月未満:55% [50ー60]
 3回接種後3ー5か月:53% [35ー66]

※1 但し、検査前90日以内に新型コロナウイルスに感染した小児は研究から除外された。
※2 2021年11月2日から12月9日をデルタ株流行期、2022年1月16日から9月30日をオミクロン株流行期とした。オミクロン株流行期のうち、2022年1月16日から3月5日をBA.1流行期、3月27日
から6月4日をBA.2/BA.2.12.1流行期、7月3日から9月30日をBA.4/BA.5流行期とした。流行株の移行期間に検査を受けた小児は研究から除外された。
※3 症状の有無を問わない。
※4 年齢、性別、人種、民族性、慢性疾患の有無、新型コロナウイルス感染者との直近の接触歴の有無、旅行関連の検査か否か、新型コロナウイルス感染既往の有無、検査実施日、検査実施地域で
調整された。
1.

Khan FL, Nguyen JL, Singh TG, Puzniak LA, Wiemken TL, Schrecker JP, Taitel MS, Zamparo JM, Jodar L, McLaughlin JM. Estimated BNT162b2 Vaccine Effectiveness Against Infection With Delta and
Omicron Variants Among US Children 5 to 11 Years of Age. JAMA Netw Open. 2022 Dec 1;5(12):e2246915.

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