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09参考資料1-3 9価ヒトパピローマウイルス( HPV )ワクチン ファクトシート (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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1184

表 14.9 価 HPV ワクチンの安全性に関する臨床試験


デザイン等

対象国・地域



1149

国内において「疼痛または運動障害を中⼼とする多様な症状」による受診状況に関する調

1150

査が⾏われ、当該症状を呈する者は 12-18 歳の⼥児 10 万⼈当たり 40.3 ⼈であった(121)。

1151

HPV ワクチン接種歴のない 12-18 歳の⼥児 10 万⼈当たり 20.4 ⼈が当該症状を呈したと推

⽇本

9-15



100

9価

18 か国、105 地域

16-26



14,840

9価

7,731

(89, 94, 106-

4価

7,109

108, 118, 135-



症例

9価

対照

4価

ランダム化⾮盲検試験

症状と同様の「多様な症状」を有する者が、⼀定数存在した。HPV ワクチンと、接種後に

症例

9-15 歳・男⼥

現れるとされる 24 症状の関連を評価した疫学研究において、24 項⽬の症状の出現は HPV

対照

16-26 歳・⼥

1155

ワクチン被接種者と未接種者で同様であった(122)。

1158

疫反応や機能性⾝体症状との関与が考察されていたところ(126-130)、多様な症状について

1159

は厚⽣科学審議会

1160

予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会において、機能性⾝体症状

③ 世界保健機関、⽶国、欧州における HPV ワクチンの安全性に関する考え⽅

1163

1)世界保健機関(131)



HPV ワクチン接種後の有害事象は、⼀般的に⾮重篤であり、持続期間の短いものが多い。

1165

2,4,9 価 HPV ワクチンのいずれも優れた安全性を有しており、HPV 関連がんの 84 %を

1166

占める⼦宮頸がんの予防において、HPV ワクチン接種の重要性は⾼い。⼦宮頸がん及びそ

1167

の他の HPV 関連疾患が、公衆衛⽣上、重要な疾患であるという認識から、HPV ワクチン

1168

を国家の予防接種計画に含めることを推奨する。

1169
2)⽶国疾病予防管理センター(132)

1171

2,4,9 価 HPV ワクチンのいずれも、治験において安全性が確認されている。承認後の

1172

安全性についても継続的に観察しており、安全性に関する懸念事項は探知されていない。起

1173

こりうる副反応として、接種部位の痛み・発⾚・腫れ、発熱、めまい、失神、嘔気、頭痛、

1174

疲労感、筋⾁痛、関節痛が⼀般的な症状である。失神は⻘年期のワクチン接種時にみられや

1175

すい症状であり、失神に伴う受傷を予防するために、座位または臥位での接種と、接種後 15

1176

分間は接種時の姿勢を保つことが重要である。12 年以上の観察と研究の結果、HPV ワクチ

1177

ンは優れた安全性を⽰している。

1178
3)欧州疾病予防管理センター(133)

1180

2,4,9 価 HPV ワクチンのいずれも、治験において安全性が確認されている。承認後の

1181

安全性についても継続的に観察しており、これまでの情報からは優れた安全性が確認され

1182

ている。欧州医薬品庁は 2015 年に、HPV ワクチン接種と CRPS および POTS の発症との

1183

関連について評価を⾏い、因果関係を⽰唆する知⾒は得られなかった(134)。

47

(95)

137)
17 か国、72 地域

9-15



669

9-15



1,935

16-26



470

⾮ランダム化⾮盲検試験

16-26



1,419

症例

16-26 歳・男

16-26



1,101

対照

16-26 歳・⼥
11-15

男⼥

1,241

9価

(94, 106-107,
109, 118, 135)

9価

(106,110,118,
135)


621

(106,111,118,

症例

同時接種 a

+MenACWY+Tdap

620

135)

対照

単独接種 a

9価

ランダム化⾮盲検試験

ランダム化 2 重盲検試験 b
症例

9価

対照

⽣理⾷塩⽔

ランダム化⾮盲検試験
症例

同時接種 c

対照

単独接種 c

12-26



11-15

男⼥

48

1164

1179





1162

1170



と整理された(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_284075.html)。

1161



⾮盲検試験

1154

国内の HPV ワクチン接種後の有害事象の症例報告として、睡眠障害(123)、筋委縮性側

⽂献

種類

ランダム化 2 重盲検試験

1153

索硬化症(124)、エリテマトーデス性脂肪織炎(125)等がある。多様な症状については⾃⼰免





計され、HPV ワクチン接種歴のない者においても、HPV ワクチン接種後に報告されている

1157

ワクチン等
性別



1152

1156

対象集団
年齢(歳)

924

1,054

9

9価

618

(106,112-113,

⽣理⾷塩⽔

306

118, 135)

9 価+DTaP-IPV

526

(106,115,118,

9価

528

135)