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令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (16 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R04_kami_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(9/15)《警察庁》
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また、Miraiボットの特徴を有するアクセスを継続して検知しているこ
ともあり、国内のIoT機器等に対する脅威は依然として継続している
状況である。


単一の送信元から広範な宛先ポートへのアクセスの増加
単一の送信元からの広範な宛先ポートに対するアクセスは、近年増加
傾向にある。令和4年上半期において、1日当たり100個以上の宛先ポー
トに対してアクセスを行った送信元IPアドレス数は341.8個で、前年同
期の242.5個と比較して99.3個(41%)増加した。

【図表19:1日に100個以上の宛先ポートに対してアクセスした送信元IPアドレス数の推移】

(個/日)
600
500
400
300
200
100

R04.1

R03.7

R03.1

R02.7

R02.1

R01.7

H31.1

H30.7

H30.1

0

100ポート以上/日

1日に100個以上の宛先ポートに対してアクセスを行った送信元IPア
ドレス数の増加の背景としては、インターネットに接続されている機器
やそれらが行っているサービス、さらに、それらのぜい弱性の有無を網
羅的かつ短期的に把握しようとする者が増加していることや、ボットネ
ットを利用することで広範な探索が行われていることなどがあると考え
られる。把握したぜい弱性等の情報を悪用された場合は、短期間に広範
囲の攻撃が行われるなどといった被害の発生が懸念される。
そのため、機器のぜい弱性対策として、OS等を最新のものにアップデ
ートする、パスワードを使い回さないなど、一般的なセキュリティ対策
を確実に行うことが重要である。

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