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令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (14 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R04_kami_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(9/15)《警察庁》
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2 サイバー空間の脅威情勢
(1) サイバー空間におけるぜい弱性探索行為等の観測状況
ア センサーにおいて検知したアクセスの概況
警察庁では、インターネット上にセンサーを設置し、当該センサーに対
して送られてくる通信パケットを収集している。このセンサーは、外部に
対して何らサービスを提供していないので、本来であれば外部から通信パ
ケットが送られてくることはない。送られてくるのは不特定多数のIPア
ドレスに対して無差別に送信される通信パケットであり、これらの通信パ
ケットを分析することで、インターネットに接続された各種機器のぜい弱
性の探索行為等を観測し、ぜい弱性を悪用した攻撃、不正プログラムに感
染したコンピュータの動向等、インターネット上で発生している各種事象
を把握することができる。
令和4年上半期にセンサーにおいて検知したアクセス件数は、1日・1
IPアドレス当たり7,800.3件と、継続して高水準で推移している。アクセ
ス件数が継続して高水準にあるのは、IoT機器の普及により攻撃対象が
増加していること、技術の進歩により攻撃手法が高度化していることなど
が背景にあるものとみられる。
【図表16:センサーにおいて検知したアクセス件数の推移】
(件/日・IPアドレス)

9,000
7,335.0

8,000

7,800.3

6,506.4

7,000
6,000
5,000
4,000
3,000

4,192.0
2,752.8

2,000
1,000
0
H30



R1

R2

R3

R4上

特徴的な観測
○ 海外を送信元とするアクセスが高水準で推移
検知したアクセスの送信元の国・地域に着目すると、近年、海外の送
信元が高い割合を占めている。

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