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令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について (11 ページ)

公開元URL https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R04_kami_cyber_jousei.pdf
出典情報 令和4年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(9/15)《警察庁》
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(3)

フィッシング等に伴う不正送金・不正利用の情勢と対策
ア インターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況
令和4年上半期におけるインターネットバンキングに係る不正送金事犯
による被害は、発生件数144件、被害総額約3億1,571万円で、前年同期と比
べて発生件数、被害額ともに減少した。
【図表12:インターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数の推移】

(件)
2,000

1,872

1,800

1,734

1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400

584
425

376

322

144

200
0
H29

H30

R1

R2

R3

R3上

R4上

【図表13:インターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害額の推移】

(百万円)
3,000
2,521

2,500
2,000
1,500

1,133

1,081

820

1,000

479

461

500

316

0
H29



H30

R1

R2

R3

R3上

R4上

フィッシング等に伴う被害の実態
インターネットバンキングに係る不正送金事犯は、令和元年に、SMS等
を用いて金融機関を装ったフィッシングサイトへ誘導する手口が急増し、I
D・パスワード、ワンタイムパスワード等が窃取され、金融機関のインター
ネットバンキングから不正送金される被害等が多発し、同年には、発生件数
1,872件、被害総額約25億2,100万円に達した。
こうした情勢を踏まえ、金融機関、JC3等と緊密に連携の上で被害防止
対策について協議した結果、金融機関において、モニタリングの強化、利用
者への注意喚起などといった諸対策が推進され、フィッシングを主な手口と

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